羽生結弦が光を当てた「カメラマン」という職人 「黒子」から表舞台へ
羽生さんの写真集はどんな仕上がりになるのか楽しみだ(C)Getty Images
スポーツメディア界の中では、一つの歴史的転換と言っても良いのではないでしょうか。
11月30日にBS日テレから、羽生結弦さんが3月に宮城県で開催されたアイスショー「羽生結弦 notte stellata」の写真集が発売されることになりました。
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注目すべきはそのカメラマンです。
公式カメラマンの能登直さん、スポーツニッポンで羽生さんを撮り続けてきた小海途良幹さん、そしてスポーツ報知の「羽生番カメラマン」矢口亨さん-。
3人がそれぞれ撮影した写真集、計3冊がセットになっており、練習風景やアイスショー3DAYSの模様が収録されます。
スポーツ紙のデスクが言います。
「我々の業界の立場から言わせていただくと、『歴史的快挙』と言えるでしょう。羽生さんの出現以前、ここまでスポーツ紙のカメラマンがファンに認知され、支持されることは過去にありませんでしたから。記者はあるんです。野球などの他競技でも、取材対象と密接な関係を築いて自ら著書を刊行して、ベストセラーになったスポーツ紙の記者はそこそこいます。SNSで記者の『顔が見える』状態になってからは、さらにその傾向が強まってきましたから」
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