羽生結弦がもたらした新しい「プロアマ概念」小塚崇彦と高橋成美が語る「新しいプロ転向」とは
羽生がもたらした「新しいプロ転向」とは
そんな髙橋氏が口にした「新しいプロ転向」。実際、どのようなところに新しさを感じたのだろうか。
「プロというものを、選手生活が終わった次のステージという風に捉えていると思いますが、彼はそのステージではないところのプロに行ったような感じがしています。『僕もっと練習するからみんな見ていてね、とか、これからもっと上手くなるよ』というのは、すごく新しいなと思いました」
これについて、羽生とほぼ同じ27歳で現役引退を表明した小塚氏は、フィギュア界の「プロ・アマチュア」の線引きを踏まえてこのようにコメントをしている。
「これまでの感覚でいうと、プロはアイスショーに出演し、どちらかというと表現を磨いていくというイメージが強かった。エンターテイメントだったり、お客様をいかに喜ばせるかですね。一方でアマチュアと呼ばれる試合に出ていた選手たちは、ジャンプやスピン、ステップなど、技術を磨いていくイメージが強かったです。ただ、今回の羽生選手に関していうと、ジャンプも磨いていく、というように言っていたので、いつもと違う感覚ですね。競技には出ないけど技術は磨いていくプロですね」
これまでのフィギュア界における、プロアマ概念を覆したともいえる今回の羽生のプロ転向。
このほか動画内では、羽生を幼い頃から見ていた高橋氏が語る羽生のすごさ、さらには両氏の引退決意時の思いなども語られている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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