ゴルファーのための食事学『あなたの貧血、本当に鉄不足?』
[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ(https://www.tg-fitness.net/)]
トータルゴルフフィットネス 管理栄養士の中島です。
ゴルファーの皆さん、
・日頃からめまいや立ちくらみを感じる
・顔色が悪いと言われる
・血液検査でヘモグロビン濃度が低いと診断を受けた
などなど、、、
これらの症状が当てはまる方はいらっしゃいませんか?
あなたも『貧血』かもしれません!
今回はゴルファーの『貧血』について解説します。
【関連記事】ゴルファーのための食事学「ゴルフの後、これだけは食べちゃダメ!」
何が原因?
『貧血』と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは『鉄分不足』だと思います。
貧血の原因はいくつかあり、その中には鉄分不足も含まれます。
しかし今回取り上げたいのは、『エネルギー摂取量の不足』による貧血です!
『エネルギー摂取量の不足』で貧血になるの?
なぜエネルギー摂取量不足と貧血が関わるのでしょうか。
まず単純に食事量が減るということは、相対的に鉄分の摂取量も減ることを示します。
では、鉄分をサプリメントで補えば良いのでしょうか?
貧血は、血液の中を流れている『赤血球』の数が減少することにより生じます。
この赤血球の材料は、鉄分と『たんぱく質』です。
エネルギー摂取量が不足している状態でラウンドすると、身体はどこから運動のためのエネルギーを作り出すでしょうか。
まず第一にエネルギー源となるのは糖質です。しかし、不足している場合はたんぱく質もエネルギー源として使用されます。よって、この分ヘモグロビン生成に使用できるたんぱく質は不足することが分かります。