からだの土台「足首」に注目!パフォーマンスアップやダイエット効果、さらに美脚にも!?
「最近、からだが重くて動くのがおっくう……」
「痩せたいけれど、きつい運動はムリ!」
そんな方必見のダイエットが、「足首ストレッチ」です。
足首は、からだを支える大切な足の関節です。「足首ストレッチ」は、日常の動作をスムーズにすることはもちろん、痩せやすいからだへの体質改善にも役立つとされています。
今回は、手軽にできて、軽やかなからだへと導く「足首ストレッチ」の効果と、足首が固い方でも簡単にできる「足首ストレッチ」のやり方をご紹介します。
1.足首ストレッチの意外な効果
足首ストレッチには、血流をよくして基礎代謝を上げる効果があるといわれています。なぜなら、足首を動かすことで、下半身の筋肉にアプローチできるとされているからです。
「足首」は、からだを支える土台でもあり、足首の関節をまたぐように、すねやふくらはぎの筋肉が付随しているといわれます。ふくらはぎは第二の心臓ともいわれていて、血流を促すポンプのような役割を担っているとされています。そのため、足首を動かすことで、全身の血流をよくする効果が期待できるのです。
また、血流がよくなると、むくみ解消にもつながるとされています。むくみが解消されると足首が細く見えるので、見た目にもうれしい効果が期待できます。キュッと締まった足首は、美脚の必須条件ですね。
1-1.足首ストレッチとは?
足首ストレッチとは、「足関節をまんべんなく動かして、可動性を高める」ストレッチです。足首を回す、足の甲を伸ばす、足首を深く曲げるなどの動きにより、ふくらはぎや、すねの筋肉を伸ばします。血行促進の効果も見込めるので、脚の疲労回復にも役立つはずです。
さらに、足首ストレッチは、足裏のアーチをつくる筋肉も刺激するといわれています。そのため、からだを支えたり、地面からの衝撃を受けたりする「足裏のバネ」の機能性を高める効果も期待できます。
現代は、生活様式の変化で、必要な関節の動きが鈍くなりがちです。たとえば、昔は手作業での畑仕事や、和式トイレなどが当たり前でしたが、現代では「深くしゃがんだり、立ち上がったりする」機会が日常生活の中で少なくなっています。このことも、足首が固くなる原因と考えられています。
1-2.足首が柔らかいメリットとは?
ストレッチにより足首が柔らかくなると、どんなメリットがあるのでしょうか。
まず、血流がよくなるとされるため、基礎代謝の向上や、むくみ解消、疲労回復の効果が期待できます。基礎代謝の向上は痩せやすいからだにつながるといわれますし、免疫力を正常に働かせることにもつながるといえます。
また、足首が柔軟に動かせるようになるため、運動パフォーマンスの向上にも役立つと考えられます。これは、からだを支える足裏がしっかり安定し、地面をけり出す「バネ」が正常に働くことも理由といえるでしょう。
さらに、日常の動作が楽になり、身軽に動きやすくなるとされる点もうれしいメリットです。歩いたり階段をのぼったりするときの重心移動がスムーズになりやすく、膝や腰などの負担を軽減する効果が期待できます。ケガの防止にも役立つと考えられます。
2.おすすめの足首ストレッチ方法
おすすめの足首ストレッチをご紹介します。入浴中やお風呂上りなど、からだが温まったタイミングで行なうとより効果的といわれます。
<ストレッチ(1) すね前側と足の甲を伸ばす>
足首の動きに関与する、すね前側の筋肉と、足の甲を伸ばすストレッチです。
1.イスや床に座り、右足首を左脚の太ももの上に乗せます。
2.右の足の甲に左手を添えます。
3.ゆっくりと息を吐きながら、左手で右の足の甲を伸ばします。右の足裏を手前に向けて、左手で右の足の甲を手前に引き寄せるようにしましょう。
4.10秒を目安に、2~3セットくり返します。左足首も同様に行ないます。
★勢いを使わずに、優しい力で行なってください。
<ストレッチ(2) ふくらはぎを伸ばす>
足首の動きに大きく影響する、ふくらはぎの筋肉を伸ばすストレッチです。フェイスタオルを使って行ないます。
1.床などに座り、右脚を前方に真っすぐに伸ばします。左脚は伸ばすか、膝を曲げて膝を外に開いておくと楽です。
2.右の足裏にフェイスタオルをかけて、タオルの両端を両手でつかみます。このとき、左右のタオルの長さが均等になるようにしましょう。
3.ゆっくりと息を吐きながら、両手でタオルを手前に引き寄せます。かかとを前方に押し出す意識を持つと、足首を深く曲げられます。
4.10秒を目安に、2~3セットくり返します。左足首も同様に行ないます。
★足裏とフェイスタオルで押し合うようにすると、よりストレッチが深まりますよ。