万病の元「自律神経」知ってるつもりになってない!?

タグ: , , 2021/6/28

交感神経と副交感神経の働き

自律神経の重要さが分かったところで、次にその働きを具体的にみていきましょう。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分かれており、この2つは下記のように相反する働きを持っているのです。

交感神経が優位になる→身体がアクティブモードになる
副交感神経が優位になる→身体がリラックスモードになる

交感神経を車にたとえると:エンジンの役割善
副交感神経を車にたとえると:ブレーキの役割

交感神経が1日の中で優位になる時間帯:朝から夕方
副交感神経が1日の中で優位になる時間帯:夕方から夜にかけて

交感神経が優位になると体はアクティブなり、反対に、副交感神経が優位になるとリラックスモードになります。

スマートフォンがフル作動している状態と、反対に機内モードにして省エネにしている状態に近いですよね。

また、この2つの神経はよく車の機能に例えられます。興奮や活動を促す交感神経はアクセル、リラックスや安定を促す副交感神経はブレーキの役割を持っています。

さらに、1日の流れで見てみると、朝から夕方まで私たちが働いている・活動している時間帯は交感神経が優位になり、夕方から夜眠っているときは副交感神経が優位になっています。

自律神経が乱れる原因って何?

これまで、自律神経に関する基本的な知識を紹介してきました。
次に、自律神経が乱れる代表的な原因を4つご紹介していきます。

原因1)ストレスによって交感神経が過剰になる
最初にあげるのがストレスです。

ストレスを感じると身体や頭は対抗しようとして交感神経が優位になります。

ストレスが強かったり、アクティブモードが長く続いたりすると交感神経の働きが過剰になってしまいます。

それによって、だるさや倦怠感、冷えやこり、胃腸の不調などの不調に繋がってしまいます。

◆精神的なストレス:人間関係、仕事のプレッシャーなどの悩みや不安など
◆身体的なストレス:過労、事故、怪我、不快な音・光・温度など

原因2)不規則な生活
交感神経は朝から夕方にかけて優位に働き、副交感神経は夕方から夜にかけて優位に働きます。

そのため、昼夜逆転の生活や慢性的な寝不足、不規則な生活を送り続けていくと、当然ながら自律神経が乱れてしまいます。

原因3)年齢とともに、副交感神経の機能が低下する
年齢を重ねていくにつれて、ケアをしなければ10年で15%ずつ交感神経と副交感神経のトータルの機能が低下していくことがわかっています。

しかも、交感神経は年齢とともにそれほど低下しないものの、副交感神経は年齢とともにぐっと急降下することが報告されています。

原因4)疾患による影響
疾患によっても自律神経の乱れが引き起こされます。下記の2つが代表的な疾患です。

◆自律神経失調症
◆更年期障害

自律神経失調症は、過剰な精神的・身体的ストレスによって自律神経が乱れる疾患ですが、その症状が現れることによってさらに自律神経が乱れるという悪循環になってしまいます。

更年期障害によってなぜ自律神経が乱れるかについては、下記の記事を参考にしてみてください。

肩こり・腰痛・頭痛など 美容鍼灸の身体の効果ベスト13





[文:新宿・麻布十番の美容鍼サロン「麻布ハリーク」(https://harieq.com/cns/)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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