太っていないのに悪玉コレステロール値が高い原因と対策は?
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太っていない(痩せまたは標準体重)のに悪玉コレステロール値が高く、お悩みではありませんか?「食生活のせい?」「体質?」など、さまざまなことが気になる方も多いはず。
肥満以外の悪玉コレステロール値が高くなる理由を知り、適切な対策を知って実践してみましょう。
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太っていないのに悪玉コレステロール値が高くなる理由
太っていないのに悪玉コレステロール値が高くなるのは、下記の原因が考えられます。複数当てはまるパターンもあるため、まずはどのような理由があるのか知ってみましょう。
食生活の偏り
脂質の摂取量が多い場合や、動物性脂質に偏っている場合、悪玉コレステロール値が高くなることがあります。脂質が多くても摂取カロリーが適正であれば太りませんが、栄養バランスが乱れている状態だといえます。
特に脂質の中でも、肉類や乳製品に含まれる「飽和脂肪酸」は悪玉コレステロール値を高くするため要注意。バラ肉・ひき肉・ベーコン・ウインナーなどの肉類、チーズ・バター・牛乳などの乳製品を使った料理が多くなっていないか、食生活を振り返ってみましょう。
また糖質制限をして主食の量が少なく、おかずの量が多い場合も、脂質が過剰になる傾向があります。
女性ホルモンの変化
女性は閉経により女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下すると、悪玉コレステロール値が高くなることがあります。
エストロゲンの分泌が低下すると、善玉コレステロールの産生が減ったり、悪玉コレステロールの肝臓への取り込みが減ったりするため、血液中に悪玉コレステロールが増えてしまいやすいのです。
またエストロゲンには血管をしなやかに保つ作用がありますが、分泌が減ると動脈硬化が進みやすくなることも知られています。
そのため、悪玉コレステロール値が高い状態を放置してしまうと、動脈硬化をさらに進めることに。40~60代以上の女性は、より悪玉コレステロール値への対策が重要です。
生まれつきのもの
生まれつき、悪玉コレステロール値が高くなりやすい場合があり「家族性高コレステロール血症」といわれています。一般人口の300人に1人程度といわれ、比較的よくみられる原因として知られています。
若いうちから動脈硬化が進みやすいといわれているため、早めの対策が必要です。生活習慣の改善はもちろん大切ではありますが、基本的には医療機関での治療が必要とされています。
病気・薬の影響
病気や服用している薬の影響で悪玉コレステロール値が高くなることがあります。
例えば甲状腺機能低下症の場合は、悪玉コレステロール値を下げる役割のある甲状腺ホルモンの分泌が低下するため、悪玉コレステロール値が高くなるケースがあります。
自身での判断が難しいため、医療機関を受診したうえで、適切に対策することが大切です。