意外と知らない寝汗の原因とは
健康な成人であれば、寝ている間にコップ一杯の汗をかくといわれます。
そのため夏だけでなく冬でも寝汗をかいているのですが、寝汗がひどくて朝起きたら汗でぐっしょり、ということはありませんか?
人はなぜ寝汗をかくのか、また寝汗がひどくなる原因について説明します。
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寝ている間に汗をかく理由は?
人間の体は、日中活発に活動した脳を夜にクールダウンさせて休ませるため、睡眠中は体温が1℃程度下がる仕組みになっています。体温を調整させるため、誰でも寝汗をかきます。
寝汗をかかない人、異常に寝汗をかく人が問題です。
冬の方が夏よりも寝汗がひどい人も!?
真夏の蒸し暑く寝苦しい日の夜に汗をかくように思われますが、むしろ「冬の方が寝汗をかく」という人が意外と多いのです。
どのような原因があるのでしょうか。
寝る直前に体を温めすぎる
寒いからと寝る前に熱いお風呂に入ったり、長時間こたつの中にぬくぬくといた後で布団に潜りこんだり、といったことはありませんか?
眠りにつく直前まで体温が高い状態ですと、寝汗の原因になるだけでなく、寝付きが悪くなり熟睡できない原因にもなります。
冬用の寝具が不適応
「つめたい布団に入るのは耐えられない!」という気持ちはわかりますが、電気毛布、敷布などで温めすぎることもよくありません。布団に入ったら気持ちよいかもしれませんが、体が温まりすぎるので寝汗や肌が乾燥する原因になります。
また、冬用のパジャマやシーツに防寒具に使われる暖かなフリース素材を愛用している人がいますが、寝具としては不適応です。化学繊維で通気性が悪いため、汗をかいても発散せずに内にこもってしまいます。
冬でも寝具は通気性、発汗性がよい天然素材を選びましょう。