米粉ブーム到来!?米粉の魅力と活用アイデア
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小麦粉の価格高騰により、米粉に注目が集まっていることをご存じですか?米の消費量が年々減り米の価格が下落傾向にあることから、米粉を利用しようという動きが広がっています。米粉のおいしさはもちろん、栄養面も魅力のひとつとなっています。
今回は、米粉の魅力と活用アイデアをご紹介します。
そもそも米粉とは?
米粉とは名前のとおり、米を粉にしたものを指します。
小麦粉の代わりに料理やお菓子づくりに用いられるのは、普段よく食べている米(うるち米)から作られる米粉です。粒が細かい製菓用米粉や、小麦に含まれるグルテンを加えた米粉パン用米粉などもあります。
小麦粉と違い、グルテン(小麦の粘りのもととなるタンパク質)を含まないため、衣に使うとサクッとした食感、生地に加えるとモチっとした食感です。
また小麦粉のグルテンに対しアレルギー症状を引き起こす方の代替え食品としても活用されています。
米粉の魅力
米粉はお米のやさしい風味や甘み、食感を楽しめるのはもちろん、栄養面でも魅力があります。
効率的なタンパク質補給ができる
米粉は小麦粉に比べ、効率的にタンパク質補給が可能な食べ物です。
タンパク質の質を評価する「アミノ酸スコア」という指標があり、100に近いほど良質なタンパク質とされています。小麦粉はアミノ酸スコア56に対し、米粉は89と高い数字です。
アミノ酸スコアが優れていると、タンパク質がカラダの中で筋肉、髪、皮膚などの材料などとして効率的に使われます。
なお、アミノ酸スコアが低い場合でも、ほかの食べ物と組み合わせることでアミノ酸スコアを高められます。大豆製品や卵、肉や魚などと組み合わせると、米粉も小麦粉もアミノ酸スコアが高まるため、バランスよく食べるようにしましょう。
揚げ物のカロリーカットができる
揚げ物の衣を小麦粉から米粉に変えることで、吸油量を減らすことができるため、カロリーカットが可能です。
米粉の吸油量が少なくなるのは、グルテンを含まないことで衣が膨張しないため、油を吸いにくいことが考えられています。
たとえば、小麦粉と水を混ぜたバッターと、米粉で代替えしたバッターを素揚げにして比較した研究では、米粉の方が吸油量を50%以下に抑えられたという結果になっています。(※1)
揚げ物を楽しみながらカロリーカットしたい場合に、米粉を取り入れるのもよいでしょう。