寒暖差アレルギーをご存じですか?風邪・花粉症との見分け方と対処法
2.風邪や花粉症との見分け方
症状に着目することで、寒暖差アレルギー、風邪、花粉症のどれに該当するか見分けられます。
寒暖差アレルギーの症状
●くしゃみ
●さらさらした鼻水
●鼻のムズがゆさ
●鼻づまり
風邪の症状
●くしゃみ
●黄色っぽい鼻水
●鼻づまり
●発熱
●咳
花粉症の症状
●くしゃみ
●鼻水
●鼻づまり
●咳
●鼻のムズがゆさ
●目のかゆみ
●皮膚のかゆみ
風邪との大きな違いは発熱・咳の有無や鼻水の色、花粉症との大きな違いは目や皮膚のかゆみ、咳の有無といったところでしょうか。
寒暖差アレルギーは、風邪や花粉症のようにウイルスや細菌、アレルゲン物質による炎症症状がありません。
よって、鼻水の色が変わったりかゆみの症状が出たりしないのです。
3.寒暖差アレルギーへの対処法
寒暖差アレルギーの発症を防ぐには、寒暖差を少なくしたり血流をよくしたりすることで予防できます。
3-1.血流をよくする
血流をよくする方法は以下があります。
●通勤時、外出時などは手袋やマフラー、ひざかけを使用する
●ストレッチやウォーキングなどでからだを軽く動かす
●栄養バランスのとれた食事を意識し、香辛料を使った料理でなどからだの内側から温めるのも有効
からだが冷えると血流が滞るため、内側や外側からからだを温めることが大切です。
3-2.寒暖差を小さくする
カーディガンやマスクを持ち歩き、肌寒いと感じたときに使用できるようにしておくと、体温調節がしやすくなります。季節は秋ですが、まだ残暑も残っているため、冷房が効いている場所も多いです。室内と外気温との温度差が大きいと自律神経のバランスが乱れがちとなるため、自身で対策を取るようにしましょう。
●マフラーや手袋、靴下で大きな血管がある首・手首・足首を温める
●睡眠をしっかりとる
●適度に運動する
このような方法で、自律神経のバランスを整えましょう。
4.寒暖差アレルギーの症状には漢方薬もおすすめ
寒暖差アレルギーにお悩みの方には、漢方薬の使用もおすすめです。
生活習慣の改善や食事に気を遣うよりも、漢方薬を飲むほうがカンタンに対策できます。
加えて、漢方薬は現在ある症状だけでなく体質改善も期待できるため、血流や自律神経が整い、不調が起きにくいからだづくりができるでしょう。
漢方薬は、体質に合わないと副作用が起きやすくなったり、効果が感じられなかったりすることもあるため、専門家に選んでもらうのがベストです。たとえば「あんしん漢方」のような、AIと薬剤師の知識を組み合わせ処方するオンラインサービスがあります。すきま時間で気軽に診断を受けられ、自宅に漢方薬が届くので便利です。
5.寒暖差アレルギー対策で季節の変わり目も元気に過ごそう!
寒暖差アレルギーは、気温差によって鼻粘膜の血管が拡張し起こる不調です。
からだを冷やさないために寒暖差を少なくしたり、血流をよくしたりすることで対策できます。
これらの対策に漢方薬も役立ちますが、体質を見極める必要があります。
自分に合った方法で寒暖差アレルギーを予防しましょう。
参考サイト
(※1)「寒暖差アレルギーに要注意」医療法人医徳会 真壁病院
[文:あんしん漢方]
【関連記事】ダイエット中の間食はどれを選ぶ?薬剤師オススメ間食5選
【関連記事】自覚症状が無くても尿は気づいてる。健康診断で早期発見・早期治療
あんしん漢方薬剤師 山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。