脂質オーバーな食生活に!野菜が救世主になる理由とは
脂質オーバーな食生活に野菜がおすすめの理由
脂質を摂りすぎている傾向のある方は、脂質を減らしていくのはもちろん、野菜をたっぷり食べることが大切です。
「野菜たっぷりが大切」とわかっていてもなかなかできないという方は、まずは野菜が大切な理由をぜひ知ってみてください。
理由①食物繊維をたっぷり摂れる
野菜をとりたい理由でもっとも注目したいのは、食物繊維を摂れる点です。特に「肉が中心」という食生活の方は、食物繊維の摂取量が大きく不足していることも。
食物繊維は体内で消化されづらいため、脂質の吸収を妨げる働きがあります。脂質オーバーな食生活の方や、悪玉コレステロール値や中性脂肪値が気になる方の、強い味方となってくれます。
理由②おかずの量を減らせる
野菜をたっぷりとり入れることで、脂質が多くなりがちなメインおかずの量を減らせる点も魅力です。
・カサのある野菜を食べることで、メインおかずが少なくても満足感が出る
・野菜をよく噛んで食べるので、満腹を感じやすくなる
例えば、脂質の多い和牛のバラ肉は100gあたり472kcal、脂質50gに対し、野菜は300gたっぷり食べても80kcal、脂質1g程度と、とってもヘルシーです。
理由③食べすぎリカバリーに役立つ
普段は摂りすぎに気をつけていても、ときには脂質の多いメニューを楽しむ場面もあるのではないでしょうか。そんなとき、次の食事や翌日の食事を野菜たっぷりの食事にすると摂取カロリーを抑えることにつながり、摂りすぎた分を「リカバリー」するのに役立ちます。
食事は毎日・毎食のようにバランスのよいものを心掛けるというよりは、数日~1週間単位でバランスをとるようにすると、無理なく健康的な食生活を実践できます。
脂質オーバーな食生活向けの野菜のとり入れ方
脂質摂りすぎの調整に役立つ野菜は、とり入れ方がポイントになります。下記の中から、実践しやすいものに取り組んでみましょう。
・たっぷり食べられる温野菜にする
・なるべく油を使わない調理法にする(スープ・蒸し物・レンジ調理など)
・ドレッシングはノンオイルにする
・肉や魚のおかずのかさましに野菜、きのこを使う
また手軽に野菜を増やすには、外食や惣菜で野菜の多いメニューを選ぶなどの工夫や、冷凍野菜やカット野菜の活用、作り置きなどを行ってみましょう。
旬の野菜や、カット野菜・冷凍野菜・もやし・豆苗・きのこは、比較的安価に手に入るため、野菜をたっぷりとり入れたいときにおすすめです。また安価に手に入りやすい切り干し大根・ひじきなどの乾物も上手に活用してみましょう。
【参考・参照】
厚生労働省 令和元年 国民健康・栄養調査<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/r1-houkoku_00002.html>(最終閲覧日:2025/1/10)
カロリー計算:食事管理アプリ『あすけん』調べ
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[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2025年01月23日]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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