ピルとHRTって何が違うの?女性ホルモンとの上手な付き合い方
[文:女性医療クリニックLUNAメディカルビューティーラボ(https://www.luna-clinic-mbc.jp/)]
「なんとなく知ってる」を「ちゃんとわかる」へ〜
「ピルってずっと飲み続けていいの?」「閉経したらどうなるの?」「HRTって聞いたことはあるけどよくわからない…」
そんな風に感じたことはありませんか?
低用量ピルも、ホルモン補充療法(HRT)も、「女性ホルモンを補う」という点では似ているように見えます。でも実は、目的も使うホルモンの量も、全然違うんです。
今回はこの2つの治療について、違いと使い分けのポイントをわかりやすくご紹介します。
将来の選択肢として、あるいは今のご自身のケアとして、少しでも参考になればうれしいです。
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■ 低用量ピルとは?
【避妊だけじゃない、低用量ピルのはたらき】
低用量ピルは、避妊を目的として使われるお薬です。
排卵を抑えることで妊娠を防ぐだけでなく、生理痛の軽減や月経不順の改善にも使われています。
ピルにはエストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンが含まれており、体内のホルモンバランスを整える効果もあります。
ただし、排卵をストップさせる必要があるため、比較的しっかりとした量のホルモンが使われているのが特徴です。
■ ホルモン補充療法(HRT)とは?
【閉経後の“ゆらぎ”をサポート】
一方、ホルモン補充療法(HRT)は、閉経前後の女性が抱える不調に対して行う治療です。
のぼせや発汗、イライラ、眠れない…といったいわゆる「更年期症状」に対して、足りなくなった女性ホルモンを少し補ってあげる方法です。
こちらは排卵を止めることが目的ではないため、補うホルモンの量は低用量ピルよりも少なめです。
その分、体への負担も調整されており、年齢や体調に合わせて使い分けられます。






