突然の痛み!急性膵炎という病気をご存知ですか?
急性膵炎の原因とは?
急性膵炎の原因となることで一番多いのは、お酒の飲み過ぎです。
飲酒を続けていると、膵臓の分泌がアルコールによって刺激され、多量の膵液によって膵管の内圧が高くなり、膵炎が起こるという可能性と、アルコールそのものが体内で分解されるときに発生する物質が、膵臓の細胞を直接傷害する可能性があるのです。
次に多いとされているのは胆石です。肝臓でつくられる胆汁の通り道にできる結石ですが、この胆石が胆管の中を移動して、膵液の出口をふさいでしまうことで起こります。
急性膵炎の症状
・上腹部の強い痛み
・吐き気と嘔吐です
・背中の痛み
・発熱
・食欲不振や膨満感
突然痛みが楽になる場合もありますが、時間とともに重症になることもあるので、上腹部が痛んだり、背中に痛みを感じる場合は早めに内科、消化器科を受診することをお勧めします。
膵臓を悪くしないためのポイント
膵臓にとって大きな負担になるのが、暴飲暴食や刺激の強い食べ物や飲み物などです。
普段から満腹まで食べている人や、アルコールを飲む人は特に注意が必要です。
脂身の多い肉や、揚げ物などはできるだけ控え、バランスの良い食事を心掛けましょう。
どれだけ飲酒をすれば発病するというような基準はないのですが、やはり一般的に飲みすぎは身体にとって良いことは一つもありません。お酒はほどほどにしましょう。
急性膵炎や膵臓ガンは、発見が遅れると命にかかわることがあります。早期発見と治療が大切です。
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
【関連記事】「夜間低血糖」を知ってますか? 飲酒時に気を付けたいあの症状とは
【関連記事】自覚症状が無くても尿は気づいてる。健康診断で早期発見・早期治療