夜間頻尿が気になって来たシニアの方へ・・・お酒の利尿作用とは

タグ: , 2024/10/15

[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]

お正月の祝い酒で気が付いたこと

 お酒が睡眠を邪魔したのか!?

誰しも朝はスッキリと寝覚めたいものです。けど夜間頻尿は快眠の障害となる原因のひとつ。中高年層によくあるお悩みとして、いろいろなメディアで取り上げられています。

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夜間頻尿診療ガイドライン[第2版](編集;日本排尿機能学会/日本泌尿器科学会)によると、夜間頻尿の病因として、大きく分けて以下の3つがあるそうです。

1.多尿
1日に体重1kgあたり40ml以上の排尿がある。

2.夜間多尿
もともと体は起きている時よりも寝ている間は尿を作らないように調整している。
なのに、腎機能障害やホルモンバランスが崩れること等により、その機能が弱まる。

3.膀胱蓄尿障害
膀胱に溜まる尿量が少なくなったり、1回でしっかりと排尿できなくなったりして残尿が生じてしまう。
3の要因は膀胱や排尿に係わる器官が硬くなってしまうことで起こる様態。若い頃は尿意を感じない尿量でも敏感になる。だから、血管年齢ならぬ「膀胱年齢」とか「排尿年齢」とかが高くなっているとも言えるかも知れません。

就寝前に水分を多く摂取すれば、当然トイレに行きたくなるでしょう。特に利尿作用のあるお酒を飲めば尚更のこと。お酒に含まれるアルコールによって利尿作用が働くのです。抗利尿ホルモンの抑制によって必要以上にトイレに行くことになる。アルコールを分解するために脱水作用も働いて、血液ドロドロになってしまう可能性も高くなる。(※)

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