誰でも乳がんになる可能性がある時代。早期発見のために必要なこととは?
毎日のチェックや、年に1回の検診を徹底しましょう
乳がんにならないための生活習慣に関しては、様々なリスクがあげられます。
例えば、牛乳や牛肉がよくない・高脂肪食はよくない・妊娠回数や授乳経験の減少が悪い・飲酒が悪い等ですが、現在の女性にとってみれば、お肉や乳製品は食べたいし、子供も1人か2人で良いし、アルコールも飲みたいと思います。ですから、生活を気にするよりも毎週入浴時に乳房チェックをしたり、1年に1回、しっかり検診を受けたりとするほうが重要でしょう。
最近は、乳房温存する治療も増えている
治療に関しては、最近は、乳房温存する治療も増えており、同時に乳腺再建手術をする場合も増えています。ですから乳房の無くなるとか形が悪くなるという心配はありません。乳がんは早期発見が一番ですので、ちょっとでも気になったらすぐに乳腺のクリニックを受診しましょう。
[文:フェムゾーンラボ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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関口 由紀
神奈川県横浜市出身の医師。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本性機能学会認定専門医、日本排尿機能学会認定専門医、日本女性骨盤底医学会認定専門医、医学博士、経営学修士。女性医療クリニックLUNAグループの理事長、横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学客員教授を務める。