見た目の印象も大きく変わる!?むくみ解消でスッキリボディに
2.むくみ解消法
顔や足がむくむと、顔の印象が変わったり太って見えたりして、せっかくのおしゃれも楽しめません。また、むくみは病気につながることもあるため、健康面でもむくみを放置するのは好ましくありません。
そこで次に、効果的なむくみ解消法をいくつかご紹介します。
2-1.ストレッチ・エクササイズ
むくみ解消には、ストレッチやエクササイズが効果的です。
今回は、下半身のむくみやダイエットにとても効果的な有名エクササイズ「脚パカ」をご紹介します。
①仰向けになり、両足を床に対して垂直に持ち上げます。
②その状態のまま、しばらく足を大きく開いたり閉じたり(パカパカ)します。
2-2.むくんだ部位を上にする(とくに脚の場合)
むくんだ部位を上にすることで、重力の関係で血流やリンパの流れが良くなるとされています。仰向けになり、壁に脚をまっすぐ立てかけ、そのまましばらくキープするだけでも脚のむくみ解消効果が期待できるでしょう。
また、前述の「脚パカ」とあわせて行うと、より効果的です。
2-3.湯船につかる・サウナ
むくみの大きな原因である血行不良・冷えを簡単に解消してくれるのが「入浴」です。しっかり湯船につかってからだの芯から温まることで、血流改善・代謝アップ・デトックス効果を得られるはずです。
また、サウナもとてもおすすめです。サウナに一定時間入ることで、余分な水分や老廃物が排出されやすくなるため、高いデトックス効果を得られるとされています。
入浴・サウナの後は、しっかり水分補給をしてください。
2-4.カリウムを摂取する
電解質のカリウムには、体内の余分な塩分の排出を促して水分量のバランスを一定に保つ働きがあるといわれます。そのため、カリウムが含まれている食べ物を意識的に摂ると、むくみ解消に効果が期待できます。
カリウムが多く含まれている食べ物としては、バナナ、アボカド、かぼちゃ、ほうれん草、小松菜、海藻類、ヨーグルトなどが挙げられます。
2-5.塩分をひかえる
塩分はむくみの大敵です。
電解質のナトリウム、すなわち塩分は、腎臓で尿を作る際に水分が体内に再吸収されるのを促すため、水分がからだにたまりやすくなってしまい、むくみを引き起こすといわれています。
むくみが気になるときは、塩分の多い食事や味が濃い食事を控えましょう。
3.むくみやすい人へおすすめの漢方薬(情報提供:あんしん漢方)
「何を試してもやっぱりむくんでしまう」「むくみやすい体質をなんとかしたい」
そんな方には漢方薬がおすすめです。
漢方薬は医薬品として効果が認められている自然由来のお薬です。
比較的、副作用が少ないといわれているため、安心して服用できる点もメリットです。
漢方医学では、むくみにはいくつかの理由があると考えられています。たとえば、漢方医学の考え方では、「水が体内にたまってしまう(水太り)」「ストレスなどにより気が滞ることで、水分代謝がスムーズでなくなる」などが、むくみの原因として挙げられます。
こうした「むくみ」「水太り」などの症状にも、効果のある漢方薬はいくつもあります。
またダイエットを目的とする場合も、漢方薬はさまざまなアプローチ法で「お腹周りの脂肪」「むくみ(水太り)」「便秘」といった症状に働きかけていき、ダイエットをサポートしてくれます。
漢方薬は体質の改善に働きかけるため、むくみの解消だけでなく、ダイエットでリバウンドを繰り返したくない方への痩せやすい体質づくりには最適といえるでしょう。
さらに、健康に気を遣う方の体質改善にも漢方薬はおすすめです。「バランスの取れた食事や運動などを毎日続けるのは苦手」という場合でも、漢方薬なら毎日のむだけ。これなら、手間なく続けられますね。
<むくみやすい方におすすめの漢方薬>
・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
からだの水分バランスを調整し、水太り(むくみ)を解消します。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
婦人科系機能をサポートすることで有名な漢方薬です。血の巡りを改善してからだを温めながら、水分代謝も高めて余分な水分を排出します。
ただ、注意したいのは、漢方薬は自分に合っているか否かがとても大切だということです。自分の今の状態に合っていない場合は、効果がないだけでなく、副作用の心配もあります。購入の際には、漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談することをおすすめします。
インターネット相談窓口を設けている「あんしん漢方」のようなサービスを利用して、薬効や副作用、漢方薬との相性、日常生活の養生法などを相談してみるといいでしょう。
4.むくみを解消したらダイエット効果も!
むくみを解消するだけでも顔やからだがスッキリして、見た目の印象も変わるはずです。
さらに、むくみの解消は血流の改善や基礎代謝アップといった効果が得られるため、痩せやすく太りにくい体質への変化も期待できます。
むくみ解消はいいことずくめなので、今回ご紹介した方法で、むくみ解消法をぜひ実践してみましょう。
[文:あんしん漢方]
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薬剤師 浅田麻希
2009年に薬剤師免許を取得。有名皮膚科クリニックの門前薬局での勤務・同クリニックでの研修経験を経て、現在は医療系・美容系ライターとして活動中。