おいしいにおいは味を運ぶ 豊かな食生活に欠かせない「風味」
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]
七つの風味も楽しめます!
食欲はいろいろな感覚によって支えられています。
食欲の担い手として味覚だけではなく視覚もたいせつです。
それに加えて好きな食べ物の話題でも、お腹が空いてきたことがあったのではないでしょうか!?
そしてもうひとつ、嗅覚も食生活をうれしくしてくれる体感機能です。
お昼時になると校内に漂う給食のにおい。授業中にも拘わらず、どうしても今日の献立を想像してしまう。となりの友だちとメニューの当てっこをした。当然ざわつくので先生に叱られる。だけど一度火のついた食欲は、勉強なんてそっち退けの力がありました。それだけにおいは食欲を刺激~促す効果がある。
おいしそうなにおいが味を醸し出す。風味という言葉はその意味がじんわりと伝わってきて、まさしく風情を感じますね。
新型コロナ感染症の症状で味を感じない「味覚障害」や、においがしない「嗅覚障害」がある。後遺症として味覚に違和感が残る人を調べてみると、味覚そのものには異常がないのに、嗅覚に障害が起きている確率が高いそうです。風味障害の可能性があるという。(※1)
においを感じる器官である鼻の異常は、新型コロナの合併症から始まったことではありません。後発の原因と言ってもよいかも知れません。花粉症で馴染みのあるアレルギー性鼻炎の典型的な症状はくしゃみや鼻づまり。嗅粘膜が炎症を起こして鼻の粘膜が腫れ上がり、鼻が詰まることでにおいの分子が届かなくなってにおいを感じ難くなってしまいます。
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