日本一の長寿県に学ぶ食生活とは?
長野県は都道府県別の平均寿命が男女とも日本一の「長寿県」です。(2010年都道府県別生命表)
冬の寒さが厳しい気候で、保存がきく塩辛い食べ物が多いためか、かつては脳卒中の死亡率がトップクラスでした。
長野県民が長寿ナンバーワンになった秘密はどこにあるのでしょうか。
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日本人の平均寿命は過去最高を更新
2017年に厚生労働省が発表した日本人の平均寿命は、男性81.09歳、女性87.26歳と過去最高を更新しました。
長野県民の食生活の秘密は?
長野県が作成している食生活の指針「健康長寿へのあゆみ~健康長寿長野県の食はこれだ!!」によると、長野県民の食卓には次のような特徴があります。
・味噌汁には野菜たっぷり
・主食はパンやめんよりもごはんを多く
・牛乳、乳製品を多くとる
・野菜、きのこをたくさん食べている
長野県民は食事で野菜をたっぷり食べており、日本有数の摂取量です。ビタミンやカリウム、鉄、カルシウム、食物繊維など1人1日あたりの栄養素摂取量も、全て全国平均よりも上回っています。
反対に、動物性タンパク質と脂質は平均を下回っており、昔ながらの一汁三菜の野菜中心食生活が長寿の秘訣といえそうです。
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