ジム会員の80%が幽霊会員!?日本とアメリカの健康に対する意識、フィットネス事情の比較
食やトレーニングの環境
上記の医療費の違いから、なるべく医療機関を利用しないために食事や運動を通して体調管理をすることのイメージが掴めてきたと思うのですが、ここからは需要と供給の話で日本と比べて健康で強い体を作らなくてはいけないアメリカの人々は筋肉の栄養となるタンパク質を多く含む肉や魚、体のコンディションを整えるためのビタミンやミネラルを多く含む野菜など、食料品に対しての意識や知識も比較的に高いことが伺えます。
日本ではスポーツ用品店や薬局にしかないサプリメントやプロテインですが、アメリカでは大抵のコンビニやスーパーで普通に取り揃えているので容易に購入できることや、その環境に慣れているおかげで抵抗がなく、プロテインやサプリメントを摂取することは当たり前と捉えている人が多いようです。またアメリカの食料品を購入する分には税金がかからないため安価で体に良くないジャンクフードではなく、体に良い(日本だと値段が高い)新鮮な肉や魚を食べる頻度が増え、豊かな食生活が送りやすいです。※食料品に対しての税金は、お店で食べると課税対象となり持ち帰ると非課税です。
運動する環境としては、まずジムの数が多いことや公園などでも筋トレができるような設備がある。フィットネスジムのマシンも日本のジムと比べると最先端のマシンやプロテインを飲めるバーラウンジなどの環境があり、クオリティが高いジムが多い。安全に効果の高いトレーニング環境が整っています。
海外の方達は自分の体に何が不足しているのかなど体調不良にならないために栄養摂取の知識を自ら学んだりトレーナーに相談するなど、一人一人の意識が高い。
ある意味トレーナーという職業は海外で医師にも匹敵する存在なのかもしれませんね。
[文: 奥山敬人]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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奥山 敬人(おくやま・けいと) OWL GYM
トレーナー兼カウンセラーとしてRIZAPに勤務。コーチング・カウンセリングを評価され、お客様の施術のほかトレーナー・カウンセラーへの研修ならびに指導を務める。
RIZAP銀座店・新宿店の立上げメンバーであり、1000名以上のボディメイクに関わる。
2017年より、パーソナルトレーニングジム「OWL GYM」を立ち上げ。
https://www.owlgym.com/