あなたは良質な睡眠を取れている?睡眠時の悩みを解消する夜の過ごし方とは
2つ目は入浴法についてです。
40~42℃のお湯に入り、頭頂部から汗が出てきた頃合いに、30℃くらいの、ぬるま湯のシャワーを30秒ほど浴びるようにしましょう。
これを5回、繰り返してみてください。
熱いお湯は交感神経を刺激し、ぬるま湯のシャワーは副交感神経を刺激します。
交感神経と副交感神経の両方が刺激されると、全身の血流が格段によくなり、その結果、ぐっすり眠れて、朝はスッキリ目覚めることができます。
筋肉はマッサージを受けたように軟らかくなり、肉体的な疲労は驚くほど軽減します。
ちょっとした筋肉痛なら、一瞬ですっかりよくなるでしょう。
本来であれば、「熱いお湯」と「ぬるま湯」に交互に入ることができればベストですが、湯船は一つしかない家がほとんどだと思います。ですので、ぬるま湯のシャワーでの代用で実践してみてください。
質の良い睡眠は、心身の健康をコントロールする自律神経系のバランスを安定させます。
是非、この入浴法を実践し。質の良い睡眠を手に入れてみてください!
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】あなたの肺は大丈夫?3つ以上当てはまる人は危険!肺の機能低下を知るためのチェックリスト
【関連記事】美人女医が語る~過度な筋トレは腎臓に危険!?負担を減らすために注意すべき3つのポイントとは
【参考文献】
『疲れないカラダ大図鑑』(アスコム刊)
【著者】
夏嶋 隆(なつしま・たかし)
メディカルトレーナー。動作解析専門家。大阪体育大学サッカー部、関西国際大学サッカー部トレーナー。
1957年、大阪府出身。大学を卒業後、実業団バレーボール部の指導者としてキャリアをスタート。
当時無名だった久光製薬バレーボール部をいきなり国体優勝に導き一躍注目されるが、道半ばにして医師に完治不能と言われた怪我を負う。だが、最後の望みをかけて訪ねた、かつて旧日本軍の軍医も務めていた医師のもとで治療を受けるとみるみる回復。
その治療方法と、患者に真摯に向き合う姿勢に感銘を受け、同医師に師事。手技療法の道に進む。
そこでの経験をもとに、人間の動作を観察・記録し、科学的アプローチを背景にした、人間が本来持つ力を十分に引き出す指導する、動作解析の専門家として活躍を始める。
とくにアスリートからの支持は絶大で、指導を受け活躍する現役のプロ選手は、サッカー界だけでも30名以上。
また、知る人ぞ知る存在から、突然、夏嶋氏のもとを訪れる人が多く、自身の治療院のドアを開けたら、日本代表選手が立ち尽くしていて驚いた、ということもしばしば。
現在も、スポーツ界の発展に尽力し、また、医者もあきらめる怪我を負った人を救い続けている。