あなたは良質な睡眠を取れている?睡眠時の悩みを解消する夜の過ごし方とは
皆さんは、毎日良質な睡眠を取れていると感じていますか?
「ぐっすり眠れない」「寝つきが悪い」「寝ても疲れが取れない」など、睡眠に関する悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「疲れないカラダ大図鑑」(アスコム社)から、そんな悩みを一気に解消できるかもしれない、夜の過ごし方について、ご紹介します。
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ぐっすり眠るためには自律神経がカギを握る
なぜ、寝つきが悪いのか?ぐっすり眠れないのか?
その理由の一端は、「自律神経」にあります。
自律神経は、私たちの体をアクティブにしたり、リラックスさせたりしている神経です。
自律神経には2種類あり、交感神経が活発に働くとアクティブになり、副交感神経が活発に働くと体はリラックスします。
夜が近づくと、健康な人なら副交感神経の働きが高まり、自然と眠くなってきます。
しかし、ストレスを過剰に抱えている現代人は、夜になっても副交感神経の働きが高まらず、それが原因で不眠になっている人が非常に多いのです。
では、夜に副交感神経の働きを高めるためにはどうしたら良いのでしょうか?
ここでは、2つの方法を紹介します。
1つは、夕食をとる時間です。
ベッドに入る3時間前には夕食を終えることが、副交感神経の働きを高めるのに有効だとされています。
咀嚼(そしゃく)する動作は、交感神経を活発にします。
一方、消化や吸収は副交感神経がつかさどっています。食事をしてから最低でも3時間は交感神経が優位になっているため、副交感神経を優位にするには、眠る3時間前までに食べ終えるのがいいとされています。