緑黄色野菜は口に苦しの良薬
人には好き嫌いがあるから、消費者の声に応えるべく品種改良される。だから最近の野菜は味がかなり薄くなったように感じて仕方ない。
「これぞキュウリ!」とか、「トマトはこの味!青臭さがなんとも言えない。」将又、「ピーマンの味がしっかりしていないと、ピーマンの肉詰めは美味しくない。椎茸の肉詰めに負けちゃうぞ。」なんて思ったりします。味は濃い方がイイのです!
むかし初めて口にした時に、まったく抵抗なく受け入れることの出来た味がある。子どもの頃、枝からむしり取ってそのまま頬張ったトマト。そして井戸水で冷やしたブツブツが残ったキュウリをカリっと頬張った味が、最近恋しくなるのです。ちなみに新鮮で完熟前の、ボツボツが残っているキュウリは美味なのです。(※2)食べごろなのでしょうね。
信州の介護施設では、ご利用者様のリハビリも兼ねて農園作業が行われています。私がお邪魔した時はちょうど収穫時期で、慣れた手つきで収穫しているおばあさん。取れたての野菜を片手に得意げなおじいさんたちがいらっしゃいました。早速おやつ代わりにもろきゅうを頬張るそうで、うらやましい思いが沸いて来ました。お口のリハビリにもなるし、いろいろな効果が期待できる取り組みだと感心しました。
緑黄色野菜はカロテン豊富。ビタミンA(βカロテン),B1,Cの他にカルシウムや鉄分などミネラルも含まれている。だから1日に食べてほしい350g以上の野菜類のうち、その3分の1を緑黄色野菜で補うことが望ましいと言われています。(※3)
品種改良しても栄養価に変わりがないのかも知れません。けど口当たりの良さだけを追求すると、もともと緑黄色野菜が持っている何かしらの効用が、減衰してしまうのかも知れません。嫌がらずに「良薬は口に苦し」と思って召し上がってみて下さい。意外とクセになるかも知れませんよ。
【出典】
(※1)2022年3月12日 読売新聞 ニュースの門
(※2)農林水産省ホームページ
(※3)健検テキスト増補改訂版 長生きのカギを握る食生活③ 野菜を食べよう!
[文:健康わくわくサイト]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸
幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 ~ 免疫検査を通しての患者様への想い ~ 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。