目の前で待ち受けているたばこの弊害
そんな有害なたばこそのものを、喫煙者の方々はどのように取り扱っていますか?
以前赤ちゃんの成長過程において、脳が発達するに連れて、目の前のもの、小さなものに興味を抱くようになると聞いたことがあります。私の子どもがハイハイしている頃、目の前のじゅうたんやカーペットの模様を、興味深げに指先でなぞっているしぐさが成長記録のビデオに残っています。
私も今から20年以上前までは喫煙者でした。子どもがたばこのけむりに興味を抱くので、目の前にけむりを吐き出しておもちゃ替わりのように遊ばせていたことがあります。
(今では考えられない、受動喫煙の最たる悪行です。)
赤ちゃんって、手に取ったものを直ぐに口に入れますよね。おもちゃなんかを必ずと言ってよいほどなめちゃいます。私もこのしぐさを目の前にして焦った出来事があります。息子を自宅近くの公園に連れて行った時のこと。広場の真ん中にデンと座らせて、家の外の世界にどのように反応するのか?遠巻きに様子を見ていました。すると周りの芝生や砂を掴んだと思いきや、即座に口に入れたのです。慌てて駆け寄って取り出したことがありました。
1歳未満に多い誤飲。薬や硬貨、小さなプラスチック製品とか電池などを飲み込んでしまうのですが、その2割以上を占めるのが「たばこ」なのです。しかも5年連続で第1位です。たばこを誤飲してしまうのは、大人が空き缶やペットボトルを灰皿にしたことも原因のひとつ。容器にわずかに残った飲料水を、清潔だとと思って飲んでしまうケースもあるらしいのです。(※2)
たばこの弊害はけむりだけではありません。
たばこそのものの受難から子どもを守ることも、喫煙者のたしなみです。
参考;(※1)2019年11月26日読売新聞 経済面
(※2)2019年12月26日読売新聞 社会面
[文:健康わくわくサイト]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸
幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 ~ 免疫検査を通しての患者様への想い ~ 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。