コロナ太りなんて怖くない!体力メンテナンスで心も体もヘルシーに
[文:一般社団法人体力メンテナンス協会(http://www.pca-tairyoku.or.jp/)]
新型コロナウイルスの感染拡大によって急速に浸透したテレワーク。このテレワークによって、「食べる時間が不規則になった」「同じ姿勢ばかりで、足腰の浮腫みや痛みがひどくなった」「1日の歩数が半数以下になった」など、生活習慣の変化やそれによる心身の変化を実感している人が急増しているようです。
世間では「コロナ太り」という言葉が頻回に聞かれるようになっていますが、ある調査によれば、テレワークによって6割近くの人が「以前よりも体重が増えた」という調査結果が出ているそうで、中には10kg近く増えた人もいるそうです。みなさんは「コロナ太り」になっていませんか。
「時々立ち上がったりして体を動かさないと、体力が衰えないか、とても心配だ」と話す人がいるなど、運動不足から健康被害への影響を心配している人も少なくないようです。体を動かす機会が激減することによって、代謝が落ち、それにより生活習慣病などの二次的な健康被害が発症するリスクがあるということ。まずはこのリスクを知ることが大切であり、テレワークが続く今、こうした「健康被害を予防していく工夫」も、私たちの生活には求められるようになっているのではないでしょうか。
「体力不足」になっていませんか?
一般社団法人体力メンテナンス協会では、運動不足によって体力不足になるメカニズムに注目し、「真の体力」の重要性をお伝えしてきております。ここでいう「真の体力」とは、筋力があるとか、持久力があるといった目で見える運動能力だけなく、もっと根本的な人間であれば誰にでも備わっている「生命活動の基礎となる体を動かす力」のことをさしています。この「体を動かす力」というのは、具体的には、細胞内のミトコンドリアで生産されるエネルギー物質(ATP)のことであり、ATPは適切な有酸素運動によって、酸素を効率的に体内に取り入れることによって作り出されます。
たくさん食べたはずなのに、しっかり寝たはずなのに、身体がだるくて仕方ない。こうした症状を自覚しているのであれば、もしかしたらそれは「真の体力」が不足し、体の内側から十分なエネルギーを作りだすことができていないのかもしれません。こうした自覚がある方こそ、積極的に体を動かしてみてください。そして、しっかり酸素を取り入れATPを作りだしていく「体力メンテナンス」によって、体調を整え、体力や気力の充実をはかっていくことをお勧めします。