更年期症状に悩む人は必読 急なダラダラ汗を制する!外出先でも安心のホットフラッシュ対策3つ
更年期になると女性ホルモンの分泌量が減るため、自律神経のバランスが乱れやすくなります。それによって起きるのが更年期症状です。
更年期症状のひとつであるホットフラッシュは、急に顔がほてり、ダラダラと滝のような汗をかくのが特徴だといわれています。外出先でこのような症状に悩む方も多いことでしょう。
今回は急なダラダラ汗を制するために、外出先でもできるホットフラッシュ対策をご紹介します。
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1.ホットフラッシュのNG対策
ホットフラッシュ対策として、ほてりを冷ますために冷たい飲み物を飲んだり、最初から薄着で過ごしたりする人もいるかもしれません。しかし、それはかえって逆効果になってしまうといわれています。
冷たい飲み物や薄着をすることで、からだの芯が冷え、血液循環も悪くなり、症状の悪化につながるといわれているのです。
そのため、からだ全体を冷やす対策はNGと心得ましょう。
2.ホットフラッシュの正しい応急処置方法
では、ホットフラッシュの正しい応急処置方法にはどういったものがあるか、ご紹介しましょう。
2‐1.ほてりのある部分だけ冷やす
ホットフラッシュのときには、からだ全体ではなく、ほてりのある部分だけを冷やすのが大切だとされています。冷やしたタオルや冷却シートで、額や首筋などほてりの気になる部分を冷やしましょう。
2‐2.アロマスプレーを携帯する
アロマエッセンスの香りは視床下部に働きかけるといわれています。自律神経を整えてリラックスできる香りを活用することで、症状緩和が期待できます。
ラベンダーやペパーミント、イランイランやレモンバームなど、リラックスできるお好みのアロマエッセンスを選びましょう。
蒸留水と混ぜ、スプレーに入れて携帯しておくことで、いつでも必要なときに香りを嗅ぐことができます。
2‐3.ツボ刺激をする
のぼせ緩和のツボを刺激することもおすすめです。リラックスして深呼吸しながら、痛くない力で押すことがコツです。
・上星(じょうせい)
額の真ん中の前髪の生え際から垂直に指一本分上のところ。のぼせ、アレルギー性鼻炎、花粉症が気になる場合におすすめです。
・曲池(きょくち)
ひじを曲げたときにできるシワの親指側の端のところ。のぼせ、しびれ、ふるえ、肩凝りが気になる場合におすすめです。
・三陰交(さんいんこう)
足の内くるぶしから指4本分上の位置。のぼせ、冷え性、更年期障害などが気になる場合におすすめです。(※1)