たんぱく質の上手なチャージ術とは?
[文:食の専門家による出張料理サービス「シェアダイン」(https://sharedine.me/)]
1分でも長く寝ていたい朝。
「何も食べないのはお昼まで持たないか!じゃあ、パンとコーヒーで簡単にすませよう」
これは、よく悪い食事例として聞く内容ですよね。
「それじゃあ、ここにサラダをプラスすればバッチリ!完璧~!」
ん?ちょっと何か忘れていませんか?
それは忙しい時ほど忘れてしまいがちな栄養素、『たんぱく質』です。
筋肉の構成しているカラダ作りに大切なたんぱく質ですが、実は他にもいろいろな働きがあるんです!
最高のパートナーを上手に生かす方法、お教えします。
十分にたんぱく質摂れてる?実際は…
日ごろから肉や魚は食べているから大丈夫、そう思っていませんか?
日本人の食事摂取基準によると、一日に必要なたんぱく質は摂取エネルギーの13~20%が理想とされており、推奨量は、成人男性は一日60g、成人女性は一日50gとなっています。
例えば成人女性が推奨量である50gを摂るとなると、
『卵なら7.7個』※茹で卵50g/1個とした場合
『納豆なら10パック』※1パック30g
『ウィンナーだと25本』※1本15g
に相当します。
一日で摂り入れるのはなかなか大変ですよね…
私たちの体では、一日に多くのたんぱく質を作りだしていますが、そこからエネルギー源として使われたり排泄されたりしています。
このロス分を食事から補わなければ、身体のパフォーマンスは低下してしまうのです。
溜めておけないたんぱく質
「今日は朝からほとんど何もたべてないなぁ…、とりあえずコンビニでサラダチキンでも食べてたんぱく質を補給するか!」
こんなこと、ありませんか?
実は、たんぱく質は体内で溜めておくことができないのです。
そのため、1度の食事でまとめて摂るのではなく、朝・昼・晩の三食において、バランスよく摂取する必要があります。
特に、日本の食生活では夕食にウェイトを置く習慣があるため、朝はバタバタとパンと野菜ジュースで済ましてしまうという意識を少しずつ変える必要がありますね。