「座席争い」に敗れても疲れないつり革の持ち方!通勤時の疲労を減らしてパフォーマンスを上げよう!
突然ですが、皆さんはこんなことを思ったことはありませんか?
「通勤がしんどい」「朝、通勤の時点で疲れる」「仕事をする前から既にヘトヘト」
日々仕事のパフォーマンスを向上するためには、通勤時の負担はなるべく減らしたいものですよね。
今回は「疲れないカラダ大図鑑」(アスコム社)より、通勤時の様々な場面で使える「疲れにくい方法」についていくつかご紹介します。
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どうしてつり革につかまると疲れるのか
「電車に乗ったけど座れなかった」「仕方がないから、つり革にもたれて少しでもラクになろう」。そんなことを思いながら、つり革をつかんでいる時はありませんか?
つり革を持つとき、ほとんどの人が手首を曲げた状態で輪をつかんでいます。手前側から輪をつかむ人もいれば、奥側からつかむ姿勢の人もいます。
どちらも手首が曲がっているため、腕の筋肉が緊張し、それが肩まで伝わり、こりや痛み、上半身のだるさにつながってしまいます。
体に負担のかからないつり革の持ち方は、「つり革をしっかりと持たない」ことです。
禅問答のようですが、どうしたらいいかというと、中指と薬指の2本を輪に引っかけるようにします。手の方向は、手のひらが自分に見える方向にしてください。
この持ち方(引っかけ方)をすると、手首を伸ばしたまま無駄な力を使わないですみます。手首が伸びているので、筋肉の緊張がなく、疲れが残りにくくなります。
急ブレーキにも対応できるので、安全面でも安心です。
疲れにくい階段の上り方
同じくビジネスシーンえ欠かせない運動といえば、階段の上り下り。通勤時、また会社のオフィスに上がるまでに長い階段を上りきって、疲労困憊になっていませんか?たいていの人が、太ももの筋肉に負担をかけて階段を上っています。それで疲れてしまうのは当たり前です。
次の上り方を覚えれば、長い階段もスイスイと上っていけます。
【疲れにくい階段の上り方】
・左右の足が着地する位置を骨盤幅より外側にする
・足裏全体で接地する
・左右の骨盤を順に引き上げることで、段を上っていく
・それと同時に、背骨をしなやかに曲げて、頭の位置を中心にキープする
このように「骨盤」と「背骨」を使って上っていくと、太ももなどの脚の筋肉を必要以上に使わなくてすみます。
骨盤の動きと背骨の動きを連動させて、リズミカルに上っていきましょう。
普段、脚の筋力だけで階段を上っている人は、骨盤や背骨を固定した動作に慣れてしまっているため、なかなかこの動作を習得できないのですが、覚えてしまうとラクに階段を上れるようになるでしょう。