がんのリスクになると言われる物質「アクリルアミド」を抑えるコツ
4.炒めるときは火力を弱めに
弱めの火力で炒めると、強火より温度が低くなる分、アクリルアミドを抑えることができます。
5.まんべんなく火を通す
よくかき混ぜないで炒めものをすると、一部分だけが高温になってアクリルアミドが出来やすくなってしまいます。調理中はまんべんなく火を通しましょう。
6.炒める時間を短くする
「煮る」・「蒸す」・「ゆでる」など、水を使った調理は120℃を超えないのでアクリルアミドが出来にくくなります。きんぴらごぼうのような炒めものは、炒め時間を短くし、水と調味料で蒸し煮にして仕上げるようにしてみましょう。電子レンジで下ごしらえをして、炒め時間や揚げ時間を短くするのもよい方法です。
大切なのはバランス!過剰にならず、バランスの良い献立を!
アクリルアミドを減らしたいからといって、加熱したメニューを極端に減らしたり、完全に火が通っていない状態で食べたりするのはNG。加熱調理には、食材を殺菌して食中毒を防いだり、消化をよくしたり、さらにはカサを減らして野菜の量をたくさん食べたりすることができます。生食と火食、それぞれの良さを生かし、バランスの良い献立を立てることが大切です。
香ばしいものを完全に避けるのではなく、普段の調理でアクリルアミドを減らす工夫をし、時には香ばしいメニューを楽しむようにすると、無理なくアクリルアミドの摂取量を少なくすることができますよ。
【参考サイト】
農林水産省 食品中のアクリルアミドに関する情報 家庭で消費者ができること(最終検索日:2016/4/27)
「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」
[文:あすけん 管理栄養士]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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