放置しては怖い「首の痛み」とは?種類別に考えられる病気と対策を徹底解説

タグ: , 2024/10/22

「最近、首に痛みを感じるようになった」
「首だけでなく手や腕もしびれる」

このような悩みを抱えていませんか?

首は重要な神経が密集している場所なので、不調の原因がハッキリわからないと怖いですよね。

首の不調は複数の種類があり、原因もそれぞれ異なります。今回は「首の痛み」に関して、種類別に考えられる原因と、簡単に実践できる対策についてご紹介します。

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1.「首の痛み」の種類と原因

まずは、首の痛みの種類と原因についてみていきましょう。ここでは、主に3つの痛みに分けてご紹介します。

1‐1.首や肩が凝るような痛み

首や肩が凝るような痛みには、筋肉や関節が関係しているといわれています。

これは、スマホやパソコンの長時間使用で同じ姿勢をとってしまうなど、日常的な習慣によるものや、加齢によるものが原因として考えられます。

1‐2.手や腕にしびれをともなう痛み

首の痛みに加え、手や腕のしびれも感じる場合は、頚椎症(けいついしょう)や頚椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニアなど、神経に関係する原因が疑われます。

頚椎症は50代以上の方に多くあらわれますが、頸椎椎間板ヘルニアは30~40代の、比較的若い方に多くみられます。長い年月をかけて進行することが多い頚椎症に対し、頚椎椎間板ヘルニアは激しいスポーツや外傷、重労働などが原因になる場合があります。

しびれの他には、力が入りにくい、箸やボタンなど手先を使う作業がしづらいなどの症状がみられます。重症になると下肢にも影響が出て、足のしびれや歩行障害の原因にもなるといわれています。

1‐3.発熱や咳をともなう痛み

発熱や咳をともなう首の痛みがある場合は、ウイルス感染による急性咽頭炎が疑われます。

急性咽頭炎は、インフルエンザウイルスやアデノウイルスなどによって起こり、首のリンパ節が腫れ、痛みをともなうといわれています。

2.首の痛みを和らげる方法

ここからは、日常生活で行える首の痛みを和らげる方法やセルフケアについてご紹介します。

2‐1.筋肉や関節に関わる痛みの場合

デスクワークの際、猫背やあごを突き出すような体勢を長時間とっていると、頸椎に負担がかかる可能性が高いので気をつけましょう。

首や肩が凝ったように感じる痛みの場合、背筋をきちんと伸ばし、運動で首周りをリラックスさせることである程度症状を緩和できると考えられます。

首や肩をゆっくり回したり、両腕を上下させたりするストレッチを意識的に取り入れるだけでも、首回りがすっきりしますよ。

2‐2.神経の痛みの場合

首の痛みのほかにしびれをともない、原因に神経症状が疑われる場合、なるべく早いうちに整形外科を受診しましょう。

脊髄は傷つきやすい神経のため、強くマッサージを行うと、症状がよくなるどころか悪化してしまう場合もあります。自己判断せず、医師に相談しましょう。

2-3.風邪症状の場合

風邪症状の場合は、からだをしっかり休めて病気を治すことが先決です。解熱剤や鎮痛剤のほか、体質に合った漢方薬などもおすすめです。

急性咽頭炎の場合は、のどの炎症を抑える薬を服用して安静にします。室内は乾燥しないように湿度を調整し、喫煙も避けましょう。

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