ストレスがたまると太りやすくなる!?その原因とメカニズムとは
突然ですが、皆さんは今、ストレスを抱えていますか?
現代社会には様々なストレスで悩む方が多くなってきています。ストレスは心身共にあらゆる面に影響を及ぼす恐れがありますが、その一つとして、ダイエットの大敵でもあるのです。
そこで今回は、前回に引き続き、「寝てもとれない疲れをとる 神マッサージ」(アスコム刊)から、なぜストレスがダイエットに悪影響を与えるのか、その原因とメカニズムについてご紹介します!
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ストレスは、太りやすい体を作る!?
よく、「ストレスがたまると、甘いものを食べたくなる」という話を耳にしますが、これには理由があります。
甘いものを食べると、脳内の快感中枢が刺激され、「β・エンドルフィン」や「ドーパミン」という物質が生成されます。
「脳内麻薬」と呼ばれるβ・エンドルフィンには、気持ちを落ち着かせたり、リラックスさせたりする効果があると言われており、「脳内報酬系」と呼ばれるドーパミンは、欲求が満たされた(あるいは満たされることがわかった)ときなどに分泌され、人に快感を覚えさせます。
つまり、ストレスがたまると私たちは、β・エンドルフィンやドーパミンによって自分の気持ちを落ち着かせたり、幸せな気分を味わったりするために、糖分を求めてしまうわけです。
また、ストレスを感じたとき、分泌されるコルチゾールには、ストレスの影響から体を守るため、血圧や血糖値を上げる働きがあります。
その際、筋肉をアミノ酸に分解して糖質に変えているため、ストレスが続き、コルチゾールが分泌され続けると、筋肉が減って脂肪が増えていくのです。
「厳しい食事制限をしているのに、なかなか痩せない」という人は、もしかしたらダイエットによるストレスが邪魔をしてるのかもしれません。
さらに、ストレスによって体が冷えると、基礎代謝も悪くなります。
「ストレスでものが食べられなくなり、痩せてしまう」というケースもありますが、ストレスが「太りやすい体」を作ってしまうことも多いのです。