ダイエットの大誤算。サラダファーストの落とし穴
食事をする時、何から食べますか?健康やダイエットのために、サラダから食べるという方も多いと思います。
そんな「サラダファースト」に警笛を鳴らすのは、予防医学マイスター、予防医学士の坂田武士氏。いったい、どういうことなのでしょうか。ココカラネクストでは、坂田氏に詳しく話を聞きました。
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本当に意識すべきは「栄養成分」
サラダ・野菜から食べるのは決して間違いではない、と前置きをしたうえで、坂田氏は真実を教えてくれました。
「本当は、サラダ・野菜ではなく食物繊維から取りたい。健康の維持増進やダイエットのためには、サラダファーストではなく、食物繊維を最初に食べてほしいんです。食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにしたり、脂肪の吸収を抑制したりする役割を持っています。」と坂田氏。
食物繊維が野菜に多く含まれることから野菜ファースト、野菜をたくさん摂れるからサラダファースト。大切な情報が少しずれて広がってしまったようです。
坂田氏は、「飲食店のメニューでは、サラダのカテゴリに入るポテトサラダですが、健康の観点からすると、サラダの分類には入れられません。少量の食物繊維は含まれますが、じゃがいもは糖質が高く、味付けのマヨネーズは油。ダイエットには不向きな成分が多く含まれているんです。食物繊維が取れる海藻類のサラダがおすすめです。」と言葉を続けた。
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