水の中で身体を動かす4大メリットは?
抵抗:身体にやさしい適度な負荷で安全に運動。インナーマッスルも活性化
水の密度は空気の約800倍、抵抗は空気の約12倍といわれます。
そのため水の中で身体を動かすと、スピードが速いほど動きにくさを感じます。この抵抗負荷を動かす速度で自由に調節し、自分が加えた力のみの抵抗が加わるので、安全に身体を動かすことができます。
また、三次元抵抗といって、動かす方向すべてに抵抗がかかります。そのためインナーマッスル(深層筋)が活性化されるので、肩や股関節の障害予防や体幹トレーニングに適しています。
水圧:少しの運動で血行が良くなり、自然な腹式呼吸に
水の重さは空気の約1,000倍です。水中では水の重さによる、あらゆる方向からの締めつけ(=水圧)がかるので、身体を少し動かすだけで全身の血行が良くなり、特に足のむくみの改善が期待できます。
また、胸部も圧迫されるので自然に腹式呼吸になり、呼吸循環機能が向上するなどのメリットがあります。
水温:水中で体熱を奪われることによりエネルギー消費量がアップ
水の熱伝導率は空気の約27倍で、水中にいるだけでも体熱が奪われるので、体温を一定に保つ生理機能が働き、エネルギー消費量が高まります。
また、プールの水温(31~32度)は体温より低いので、体温の上昇が少なく陸上にいる時よりも長く運動を続けやすくなります。