熱中症になりやすい人、なりにくい人とは?
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-(https://ketsuken.jp/)]
この時期、耳にすることが多い「熱中症」とは、体の外から入ってくる熱や、体の中で発生する熱の影響により引き起こされる、体の不調のことをいいます。
暑い日にずっと外にいたり、暑い部屋にいたりすると、熱中症を起こすことがあります。
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熱中症は一般的に暑い日に起こりやすいのですが、それほど暑いと思わない程度の気温でも、熱中症の症状を起こす場合があります。
その人の年齢、体調、病気、水分の取りかた、住居の環境、運動や労働の程度、暑さに慣れているかといった、いろいろな要素から、熱中症リスクは増減します。
熱中症を、よく知って防ぎましょう。
それでは、どんな人が熱中症になりやすいのでしょう?
まずは、のどが渇いていることに気付きにくい場合や体温調節が難しい「乳幼児や高齢者」は、特に気をつけましょう。
それ以外の健康な人でも、その日の体調によって熱中症になりやすい場合もあります。
私たちの体には「体温調節機能」が備わっており、暑いときには汗をかいて体表面から熱を逃がし、上がった体温を冷やそうとするはたらきがありますが、一度に大量に汗をかくと水分や塩分が体内から失われ、体液のバランスがくずれて、けいれんを起こしたり、気を失ったりといった、体の不調が起こってしまうのです。
熱中症の症状は大きく分けて、軽いものから重いものまで4つに分けられます。