話題の「PFCダイエット」を知ってますか?管理栄養士が解説
3.ダイエットには漢方もおすすめ
食事を意識して整えるだけでは効果が出にくいという場合は、根本的な体質改善を目指すために漢方薬を活用するのもひとつの方法です。
ダイエットに対しては、「脂肪の吸収を抑える」「脂肪を燃焼する」「脂肪を便と一緒に排出する」などの作用を持つ漢方薬のなかから選びます。
体内にため込んだ老廃物を排出したり、血流の改善をしたりすることで代謝を上げて、太りにくく痩せやすい体質を目指せます。さらに、自律神経も整い、ストレスに負けないからだも目指せるでしょう。漢方薬は副作用も少ないといわれているので、安心して服用できますよ。
<ダイエットをしたい方におすすめの漢方薬2種>
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
からだの余分な熱を取り除き、血流や水分代謝を促す働きがあります。便や汗などで不要物を体外へ排出し、からだを軽くします。また、脂質代謝を促すので、ため込んでいる脂肪を減らすのに役立ちます。
・大柴胡湯(だいさいことう)
気のめぐりをよくし、食欲や気持ちを整えてくれるので、イライラによる過食、脇腹が張る便秘を解消するのに役立ちます。
漢方薬を使うときは、自分の状態や体質に合う生薬を選んでいるかどうか、という点が重要です。合っていないと効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が起こることもあります。
インターネット相談窓口を設けている「あんしん漢方」のようなサービスを利用して、薬効や副作用、漢方薬との相性、日常生活の養生法などを相談してみましょう。
4.PFCバランスを整えて、きちんと食べてキレイになろう
たんぱく質、脂質、炭水化物をどれくらい食べたらいいかわかると、健康を保ちながらダイエットに取り組めます。はじめは、コンビニなどで成分表示を確認してみるとイメージしやすくなりますよ。
根本的な体質改善を目指したい方は、漢方薬の助けを借りるのもひとつの方法です。信頼できる専門家に、一度相談してみてはいかがでしょうか。
参考文献:
(※1)厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
(※2)健康・栄養フォーラム「国立健康・栄養研究所の式を用いた基礎代謝量の推定」
[文:あんしん漢方]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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管理栄養士 池田明日香
大学卒業後、管理栄養士として治験コーディネーター業務に携わる。その後、食品メーカーにて料理教室運営や商品・メニュー開発などに従事する。食事を楽しむことと健康的な食生活の大切さを感じ、現在は食と健康関連のコラム執筆、オンラインでのダイエットサポートなどで活動中。漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。