飲み会が増えるこの時期だからこそ知っておきたい 胸やけ・胃もたれを引き起こす逆流性食道炎とは?薬剤師が教える対処法
3.逆流性食道炎には漢方薬も使われています
毎日仕事で忙しいあなたにとって、生活習慣を変えるのは至難の業。そんなとき、漢方薬が力になってくれるのを知っていますか?
逆流性食道炎による不調には
・胃腸の消化機能を回復させる
・自律神経のバランスを整えてストレスが原因の胃酸分泌を軽減する
・からだを温めて胃の働きを改善する
などの働きを持つ漢方薬を選び、根本改善を目指しましょう。
<おすすめの漢方薬>
安中散(あんちゅうさん):胃腸を温めて痛みを抑えたり、胃酸の分泌を抑えたりする漢方薬です。逆流性食道炎をはじめ、胃炎、胃酸過多、胸やけなどに用いられます。
六君子湯(りっくんしとう):胃腸の働きを高めるとともに、胃の中に停滞している「水」を取り去る漢方薬です。胃炎、消化不良、食欲不振に用いられます。
漢方薬は自分の体質や症状にあったものを選ぶことが大切です。「あんしん漢方」なら、漢方のプロが自分に適した漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が可能です。漢方薬もうまく使いながら、胃腸の不調を解消しませんか?
4.胸やけ・胃もたれから解放されよう
逆流性食道炎は、加齢に伴うからだの変化と不摂生な食生活や生活習慣により発症のリスクが高まります。日常生活の小さな工夫で予防や緩和が期待できるのも事実なので、この機会に生活習慣を見直し、胃の不調とは無縁の生活を手に入れましょう。
[文:あんしん漢方]
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<この記事を書いた人>あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。