ジェンダーレスと飲酒の関係
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]
女性は生理的にアルコールの影響を受けやすい。
過度の飲酒でがんに罹る確率が高くなる。食道がん,大腸がん,口腔・咽頭・喉頭がんなどの他、女性特有の乳がんも含まれます。(ほどほどのお酒でがん予防)女性は男性よりも、生理的にアルコールから受ける影響が大きいのです。(※1)
第5次男女共同参画基本計画 ~すべての女性が輝く令和の社会~ が策定されて久しい。ひと昔前までは女性の居ない職場や職業が多かった。路線バスの運転手さん。駅のプラットホームで電車を待つ人たちに、マイクを片手にアナウンスする駅職員さん。交差点に差し掛かる救急車の中から、「交差点を通過します!停車して下さい!道を空けて下さい!」と周囲に注意を促す救急隊員等々。それまで陰で社会を支えていた女性が公衆の表舞台で頑張っています。当然ストレスの掛かり方が緊張とともに重くなるように思う。
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令和はジェンダーレスの社会作りが活発となり、男女の色分けがなくなりつつあります。
育メンも多く見かけるようになりました。「おかあさんといっしょ」に加えて「おとうさんといっしょ」のテレビ番組も増えましたよね。与謝野晶子さんのいう「父性の退化」(※2)に歯止めが掛かってきたのかも知れません。
昭和,平成時代のサラリーマン。その大半を占めていた男性サラリーマン達の憂さ晴らしは、「男は付き合いが多いから」という言い訳を引っ提げて、居酒屋の暖簾をくぐるのが常態化していたように思う。
だからと言って、ジェンダーバイアスを拭い去るように、女性も同じストレス発散の手段に倣ってはいけません。
ジェンダーギャップ指数が「1」に近い程、男女間の不均衡がないと評価されます。(※3)
飲酒の量と回数のジェンダーギャップ指数を高くしてはいけません。