いつの間に上顎や歯の裏に腫れ物!?実は噛み締めや歯ぎしりのサインかも
骨隆起ができている人は歯が削れている!?
先程ご説明した通り、骨隆起自体は悪いものでは無いので問題ありません。
歯ぎしりや噛み締めが強いために骨隆起ができている場合がとても多いため、骨隆起がある方は歯が削れてしまっているケースが少なくありません。
歯が削れてしまうと、虫歯のリスクが高くなったり、知覚過敏になりやすくなってしまいます。
骨隆起ではなく、削れた歯の治療が必要な場合が多々あります。
削れてしまった歯の治療法
歯の切端が削れてしまった場合、部分的な詰め物をしてもまたすぐに詰め物が取れてしまいます。
削れた歯を補強するためには、全体的な被せ物をして歯を守る必要があります。
削れている歯の被せ物には、メタルフリーのセラミックがオススメです。
強い噛み締めがある場合、金属は一時的には耐えることはできても、長期的に見ると体に悪影響を及ぼすことがあるからです。金属が唾液に溶解して体内に蓄積し、金属アレルギーなどの症状を引き起こす場合があります。
セラミックは金属を一切使用していないので歯や身体に優しく、金属が歯茎に着色する心配もありません。
従来のセラミックに比べ今は強度の強いセラミックが開発されているため、噛み合わせの調整をきちんとすれば噛み合わせの強い方や歯ぎしりをする方でも安心して使っていただけます。
また、セラミックは汚れが付きにくく、衛生的なのも魅力の一つです。
噛み締めや歯ぎしりから歯や顎を守る方法
噛み締める力や歯ぎしりは思っているよりも強く、顎や歯に負担をかけてしまいます。
知らない内に歯が削れてしまったり、顎にも負担がかかるので顎関節症の原因になってしまうこともよくあります。
これらを予防するのに効果的なのがマウスピースの装着です。
寝ている間や歯ぎしりをしている自覚がある時間帯にマウスピースを装着していただくことで、歯や顎の負担を減らして守ることができます。
マウスピースは歯科クリニックで簡単に作ることができます。
市販のマウスピースもありますが、ご自身のお口にピッタリ合ったマウスピースは歯科クリニックでしか作製できないので、より効果を高めるためには歯医者さんで作ってもらうことをオススメします。