【ゴルフ】地面を押せるようになるスクワットの方法
[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ(https://www.tg-fitness.net/)]
トータルゴルフフィットネス トレーナーの谷崎です。
今回はゴルフスイングとスクワットの関係について解説をしていきます。
ゴルフスイング中にスクワット動作をしていることをご存知の方も多いと思います。
スクワットのように地面を足で押すことによって地面反力が使えますね。
これでしか捻りが生み出せないからです。地面を押す動作を強化することによって力強いスイングが可能になります。
多くのプロゴルファーは必ず地面反力をうまく利用しています。
スイングの連続写真を見るとスクワット動作が必ず見て取れます。
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ここでいうスクワット動作というのは、股関節や膝関節を曲げて伸ばす動作のことです。
このイメージはドラコン選手をサンプルにしていますが、ダウンスイングのはじめにスクワット動作をしていることがわかると思います。飛距離を出すために必須の動きとも言えますね。
ゴルフにはスクワットトレーニングが欠かせない理由となっています。
仮に、水泳のクロールを早く泳ぎたい場合にはスクワットトレーニングがそこまで重要とは言えないかもしれません。
もちろん飛び込みやターンの時には蹴る力が必要なのでその部分の強化には必要と言えますが、泳ぎそのものにはゴルフほどは直接関わっていません。
ゴルフの場合、飛距離アップには直接的にスクワットが関わってきます。
前回の動画でもお伝えしましたが、プロゴルファーがスクワットをやる理由の一つでもあります。
ドライバーの飛距離を上げるには大きく分けて2つ方法があります。
1つは筋力アップで、もう1つはスイングの改善です。
多くのアマチュアゴルファーにとっては、スイングの改善の方が効果は大きいと言えます。
改善の余地がたくさんあるからです。
スイング改善についてはケースバイケースで他の動画でお伝えするとして、今回の動画ではもう1つの筋力アップ、こちらについて話していきましょう。
スイング改善と同時進行で筋力アップを図るのはとても良いことだと思います。
ただ間違った方法や無理なトレーニングでケガをする人がとても多いのも事実です。
けがをしては元も子もないので正しいやり方を身につけて頂きたいです。
今回は特に床反力を意識したスクワットのバリュエーションを3つご紹介します。
それでは早速行っていきましょう。
スクワットの詳細は動画でもご覧になれます。
エクササイズ紹介
スタッガードスクワット
1.左右の足を前後に開きます
2.前足体重にしたまま膝を曲げてしゃがみます
3.太ももと床が並行になる位置まで下がります
4.反対足も同様に行います
★ポイント★
・後ろ足に体重が乗らないように行います
スタッガードスクワットは前後の足に異なる負荷がかかるため、バランスを強化しながら片足ずつ集中的に負荷をかけることができます。
ゴルフスイングでは片足ずつ異なる動作を要求されるため、この種目は左右の筋力バランスや安定性の向上に役立ちます。
ワイドスクワット
1.両足を肩幅よりも広く開きつま先を外に向けます
2.背筋を伸ばしながら胸を張り腰が反らないように意識します
3.膝を曲げて太ももと床が並行になるまでしゃがみます
★ポイント★
・つま先と膝の向きが常に一直線になるように行います
ワイドスクワットは通常のスクワットよりも足幅を広く開き行います。
うち腿や臀筋を集中的に鍛える効果があり股関節の柔軟性向上にも役立ちます。
サイドスクワット
1.足幅を肩幅よりも広く開きつま先を真っ直ぐ向けます
2.片足に体重を移動しながら股関節と膝を曲げて腰を落とします
3.太ももが地面と並行になるまで下げます
4.反対側も同様に行います
★ポイント★
・つま先と膝の向きが一直線になるように行います
サイドスクワットは足を横に動かしながら行うため、下半身の筋力強化やバランス、柔軟性の向上に役立ちます。横方向へ動きながら行うため身体が流れないように壁を作るために最適です。
ワイドスクワット同様、股関節の柔軟性向上も見込めます。片足に体重を乗せるため負荷が高くなるトレーニングです。
上記の3つのエクササイズはどのエクササイズも10〜15回、2セットから3セットをまずは行ってみましょう。