アプローチにサンドウェッジは不要と考える3つの理由!ピッチング、ショートアイアン活用術
今回は、「アプローチにサンドウェッジ(SW)はいらない理由」をテーマに書いていきます。
※当記事ではサンドウェッジの定義を、【SW表記、ロフトで言えば60°~54°まで】とします。
実際僕はアプローチのほとんどをサンドウェッジで打っていました。回りも皆そうですし、プロの試合を観てもロフトの寝たクラブで、さらにオープンフェースにしてアプローチしている。
アプローチにサンドウェッジは不要!と聞いて「え?」となったのが当時の気持ち。
しかし僕が当時、「100切りまではSWはいらない」と言われた通り、確かにアプローチにサンドウェッジは必要ないかも…と考え直したのです。
あくまで「100切りを目指すなら」という前提の話ですからね。
今回はその理由を3つ紹介したいと思います。
アプローチが苦手で、しかもいつもサンドウェッジを使用している方はぜひ一読して下さい。
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アプローチはピッチング~ショートアイアンで十分
アプローチにサンドウェッジはいらない。
その理由は、ミスショットに繋がる可能性が高いから。
本来なら1番短いクラブでロフトも立ってないし、1番操作しやすいクラブと言っても過言ではないですが、アプローチという状況下ではミスを頻発しやいのです。
まずアプローチ=サンドウェッジという固定概念は外しておくべきです。
目標が100切りなら、アプローチはピッチングかショートアイアンがマスト。
サンドウェッジが必要な場面はバンカー、池越え、バンカー越えのように高い球を要する時。それ以外の例えば10〜40ヤード位の花道からのショットならサンドウェッジは必要ありません。繰り返しますが、ミスが大きくなるから。
ピッチングならたとえミスショットをしても怪我が最小で済む。
では以下よりサンドウェッジを勧めない理由を3つ紹介します。
①サンドウェッジだと振り幅が大きいのでトップすると大惨事になる
まずサンドウェッジだと起こり得る最大のミスショットとは何か?
仮に残り20ヤードのアプローチショットだとして、フワッと上げる球を狙って打つとします。プロが打つ球のように、ピンデッドでカップ手前でキュッと止まる球が狙い。
この時の振り幅はハーフショット位。クリーンに当たれば20ヤード。しかしここで芯に当たらないミスショット。クラブヘッドを開いていたので「歯」の部分でスコーンと当ててしまいました。
そうすると振り幅はハーフショット位なんだから、とんでもなく飛んでしまう。20ヤード狙いで50ヤード以上飛んでしまう事もあるでしょう。奥が浅ければグリーン周りで痛恨のOBですよ。
これはいわゆるトップというミスですね。
「飛ばないクラブだから」とスイング幅を大きくする事は、トップした時に大きな痛手を抱えたリスキーなショットを潜ませている事になる。
しかしピッチングやショートアイアンになれば、振り幅はいらない。当然ロフトが立っているので転がる分を計算に入れているから、振り幅は最小なはず。つまりトップしたとしても、振り幅程度の球速しか出ないので大きなミスにならないのです。