元巨人・鈴木尚広直伝ストレッチ特集外伝!ストレッチでは呼吸が大事
鈴木尚広選手はストレッチをしているときに、「呼吸」という言葉を何度も使っていました。ストレッチをするにあたり「呼吸」とは、どんな意味を持つのでしょうか? 鈴木尚広選手に聞いてみました。
――鈴木尚広選手
ストレッチで大事なのは「呼吸」です。ゆっくり息を吐きながら筋肉を伸ばしていきます。呼吸を止めたままでは体の緊張状態を緩めることはできません。極論をすれば、ストレッチの動作自体よりも、呼吸がもっとも大切だと思います。【呼吸によって、心と体をつなげていく】という感覚です。
アスリートだけでなく、デスクワークなどで長時間同じ姿勢をとっている人たちも、背中や肩が張ってくると思います。そういうときも、ストレッチは体や気持ちの緊張を緩める一つの手段なのではないでしょうか。気軽に自分に合ったポイントをつくっていけばいいと思います。
リラックスする時間を持つことが大事
――鈴木尚広選手
心と体は密接に関係していると思います。心と体が離れてしまうと、プロの世界ではパフォーマンスも出せません。やはり、気持ちを安定させることが、とても大事なのではないでしょうか。
たとえば、風邪をひいていなくても、風邪だと思い込むことで風邪になってしまうこともあります。このように、頭で思っていることは、体に直結するのです。気持ちを安定させることが、心と体をつなぐことになるのではないかと思うのです。
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〔文/構成:ココカラネクスト編集部 〕
鈴木尚広 (すずき たかひろ)
1978年4月27日生まれ、福島県相馬市出身。
5歳ころから野球を始め、相馬高校時代に甲子園出場はなかったものの、1996年のドラフトで読売ジャイアンツから4位指名で入団。「代走のスペシャリスト」と呼ばれた。2016年引退。通算228盗塁は球団史上歴代3位 。
代走での盗塁132は日本記録。現在はテレビ解説者などを務める。
公式ホームページ https://suzukitakahiro.com/