「喫煙」による金銭と時間の浪費について
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]
禁煙に向けた自助と公助
東京都受動喫煙防止条例に対応した、喫煙専用室等に掲示する標識
東京都福祉保健局「健康ステーション」ホームページを参考に改変
健康格差が生まれる要因は主に4つあります。1.所得 2.雇用形態 3.家族構成 4.地域です。特に男性の死亡率は高所得者よりも低所得者の方が3倍高い。肥満者の割合が高かったり、野菜摂取量が少ない傾向が見られます。それと喫煙率が高いことも確認できるのです。(※1)
健康を維持するために早期発見・早期治療が大切で、健診(検診)を受けることも勧められています。ところが厚生労働省の2018年国民健康・栄養調査によると、健診を受けていない人の割合も低所得者層で高いことが分かりました。(※2)
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経済的に余裕がないから気持ちにもゆとりがない。閉塞感も重なって、手持ち無沙汰からたばこに手を伸ばしてしまうのでしょうか?
たばこにお金を費やして不健康になるなんて、不憫でなりませんよね。そこで各人の身の上に合った自助によって、健康的な毎日を過ごしたいものです。たばこを吸うことは生きていくための理財にたけた手段では絶対にないのです。
たばことさよならするために、日常生活の行動パターンをちょっと変えてみたら如何でしょうか?
例えば、昼休みのスモーキングタイムを、今より遠い喫煙所に行くようにする。もう灰皿が置いていないコンビニも多くなってきました。
ちょっとした工夫で自分に運動負荷を掛けることもできます。普通に歩いている時の歩幅を7cm広くしてみたり、電車やバスのつり革の取っ手を握り潰すつもりでギュッと6秒間思いっきり握ってみるとか・・・。(※3)
少し話しは逸れますが、むかしよく見ていたスポコン漫画。プロ野球選手は弛まぬ努力をしていて、移動中のバスの中で、座ることなくつま先立ちしている。それを見た主人公が驚愕していたシーンを思い出します。(果たして現代スポーツのトレーニング方法として効果があるかは疑問ですが)
また、もともとダラダラ歩くのが性に合わないのか、私は早歩きなのです。前を行く人の「歩きスマホ」で歩調を乱されるのはイライラしてしまいます。ほぼ同じ年齢の同性と比べて、歩く速度が遅くなるのはフレイルの目安になる(※4)ので、みなさんも意識して早く歩いてみては如何でしょうか?
そのためにも歩幅を7cm広くしてみるとよいですよ。穿くだけで歩幅が広がったりして、歩行機能を改善してくれる紙おむつも開発されたようです。(※5)