20歳のころから体重どれくらい変わった? 10キロ増は、生活習慣病のリスク
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-(https://ketsuken.jp/)]
皆様は、20歳の頃から体重に大きな変化はありますか?
20歳のときから10キロ以上太った人の9割超が、生活習慣病のリスクが高い状態にあるということが、健康保険組合の連合会(健保連)のデータ分析からわかりました。
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健保連は、健保組合に入る40~74歳の約340万人の2015年の特定健診データを分析。
問診で20歳の時の体重から10キロ以上増加していると答えた人は約109万人いました。
体重増加が大きいほど、糖尿病の発症リスクが高まります。
6キロで2.3倍以上、10キロ以上増なら3倍以上にまで高まります。
体重増加の原因は、ほとんどが皮下脂肪です。
脂肪といっても、皮膚の下にあってつまむことができる皮下脂肪と、お腹の内側にたまっている内臓脂肪があります。
つまり、体重が20歳の頃と比べて増加している場合は、皮下脂肪がついている可能性が高いということです。
お腹で増えていく脂肪を放し飼いにして、知らず知らずのうちに動脈硬化を加速させています。
動脈硬化とは、わかりやすくいえば血管の老化です。
血管も年齢と同じように傷つき、弱り、しなやかさも低下します。
しかし目に見えないため、ほとんどの人が血管の老化に気付かず放置してしまいます。
その結果、血液の通り道が狭くなったり血栓ができて、つまってしまいある日突然、心筋梗塞や脳卒中といった重大な病気を引き起こしてしまいます。