スパイスのヘルシー効果&かんたん活用術【ブラックペッパー】
●消化を助ける!弱った胃腸の救世主
特に注目したいのが、辛さの元であるアルカロイドの一種「ピペリン」。身体をあたためて血管を広げて血の巡りを良くする、寒い季節や日頃から冷えを感じている方にぴったりの成分です。さらに、胃腸が弱っているときにブラックペッパーのような刺激物はご法度なイメージがありますが、実は身体の内部を温めるピペリンは、胃腸の働きも助けてくれるのです。飲み会が続いて胃腸が弱っているな…と感じたら、卵雑炊や軟らかく煮込んだうどんに、ブラックペッパーをパッパッ、ガリッガリッ。消化を促し、お疲れの身体をじんわりと温めてくれますよ。もちろん、摂りすぎると逆に胃腸へのダメージになるのでご注意を。
●実は、おふくろの味と好相性
日々の家庭料理ですでに大活躍のブラックペッパーですが、ちょっと変わり種も紹介。それが「煮物」。切り干し大根や、おから炒り、きんぴらゴボウなど、いわゆる「おふくろの味」といわれる、醤油味の料理と相性がいいんです。ピリッとした刺激でお酒のお供にも。美味しく作るコツは、砂糖やみりんなどの甘味を控えめにすること。ブラックペッパーの香りで醤油の量も少なくてすむので、カロリーダウンや減塩にもつながりますよ。ぜひ試してみてくださいね。
【監修】
スポーツクラブNAS
管理栄養士
市谷 直美
「文:けんこうフィットNEWS 」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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