産後のカラダの変化を知っておこう!
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女性の人生の中で最大のイベントとも言える出産。産後のママのカラダは、お腹の赤ちゃんを成長させることに全力を注ぎ込んでいた期間が終わり、さまざまな変化が起こります。
どのような変化があり、どんなところに気をるけるべきか知っておきましょう。
産後のホルモンバランスの変化
女性のカラダはプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)という2つの女性ホルモンが周期的に入れ替わるように増減しています。妊娠するとこれらのホルモンが多く分泌されて、胎盤を大きくしたり、乳腺を発達させたり、赤ちゃんを育てるための環境を作ってくれます。
しかし産後はこれらのホルモンが急激に減少してしまい、授乳を促進するプロラクチンというホルモンが増加してくるため、ホルモンバランスの急な変化にママのカラダに様々な変化がでてきます。
抜け毛の悩み
毛髪の成長を促す作用があるプロゲステロンが産後急激に減少するために抜け毛の原因となってしまいます。個人差がありますが、産後1年ほどで元に戻ると言われています。
肌のトラブル
妊娠するとプロゲステロンが増えることで、乾燥や湿疹による痒みを感じたりメラニン色素が増加したりします。メラニン増加により紫外線の刺激を受けやすくなり、シミやそばかすが出来やすくなったり濃くなったりすることもあります。また、産後の睡眠不足や疲労・ストレスなども肌トラブルの原因になる可能性があります。
心への影響
胎盤からのエストロゲンの分泌が急激に減少したことにカラダや脳がなかなか適応できずメンタル面の不調として現れることがあります。産後うつは、一時的な女性ホルモンの減少や不眠によって引き起こされやすく、育児に支障をきたしてしまう場合もあります。
赤ちゃんと一緒に昼寝をする、周囲のサポートを受けるなど、無理をせずカラダと心を休める時間をつくるようにしましょう。涙もろくなる・気分が落ち込むなどは、時間の経過とともに良くなっていきますが、もし心配であればママと赤ちゃんのためにも専門医に診てもらうとよいでしょう。(※1-2)