出っ歯・口ゴボを治したい!美容整形と歯科治療を徹底比較
[文:ホワイトホワイトデンタルクリニック(https://www.whitewhite.jp/)]
「キュッと引き締まった小顔になりたい」
「ぱっちりとした二重の大きな目になりたい」
「スッと鼻筋の通った高い鼻を手に入れたい」
など、顔のパーツの中でより美しくしたいと感じる部分は人それぞれですよね。
女性であればメイクをすることで理想の自分に近づけることはできますが、顔の中で唯一メイクでカバーできない部分があります。
それは、「歯」です。
出っ歯や口元の突出感(いわゆる口ゴボ)、歯の黄ばみや歯並びの乱れなど、歯に関してのお悩みはご自身の努力ではどうにも変えることの難しいパーツであることをご存じでしょうか。
歯および口もとは、目や鼻と並びお顔の第一印象を決める重要なパーツです。
今回は、歯科衛生士の目線から口もとのコンプレックスを解消する美容整形と歯科治療について詳しくご紹介していきます。
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重度の出っ歯も解消できる美容整形
例えば歯並びではなく顎から前に出ているような重度の出っ歯の場合、美容整形外科での外科手術による治療が選ばれることがあります。
本来は重度の口ゴボや出っ歯の場合に外科手術が選択されますが、女優の有村架純さんの姉・有村藍理さんが美容整形により口もとのコンプレックスを解消されたことで話題となりました。
コンプレックスを改善する手段として整形手術を受けるということが、数十年前と比較すると珍しくはなくなってきている風潮もあり、「美容整形によって口もとのコンプレックスを解消したい」と考えられる方が増えてきています。
ただし、大掛かりな外科手術であればあるほど副作用や痛み・腫れが伴うほか、数日~数週間の入院が必要になることに注意しましょう。
例えば、口元の出っ張り感をなくすセットバック手術では、以下のようなリスクがあります。
・手術部位の腫れ
・腫れの大きさと比例する痛み
・術直後しばらくの間の感覚低下
・顔面神経麻痺
・感染、血種、縫合不全
腫れのピークは3日間と言われていますが、完全に落ち着くには2週間程度の期間を要します。その後2~3か月かけて皮膚がフィットしてきますが、たるみが残る可能性もあります。
本来であれば重度の口ゴボやガミースマイル・出っ歯を改善する際に選ばれる大がかりな治療なので、軽度~中度の出っ歯の場合にはおススメできません。
軽度~中度の出っ歯にはセラミック矯正がおススメ
「キレイな口元になりたい」という希望はあるものの、仕事を何日間も休むことはできないという方が大半であることでしょう。
できるだけ短期間に後戻りなく出っ歯を改善されたい方には、セラミック矯正と歯肉形成を組み合わせた治療がおススメです。
歯ぐきのラインを電気メスで調整して、歯の生え際ラインを変えた状態に合わせてセラミッククラウンを被せます。
その際、歯の突出感を内側にグッと下げることで口元全体を引っ込めることが可能です。
術前の状態は皆さま異なりますので、どの程度内側に引っ込めたいか、ご希望をお伺いして微調整しながら治療を進めていきます。
仮歯の時点で歯の形や傾き、サイズや全体的な歯並びと顔とのバランス感など細部までシミュレーションを行うことで理想の仕上がりにすることが可能です。
セラミック矯正+歯肉形成のメリット
セラミック矯正には、主に以下のようなメリットがあります。
・1カ月半~2カ月と短期間に出っ歯・口ゴボを解消できる
・後戻りの心配がない
・術後の腫れ・痛みの心配がない
・通常通りの生活を送りながら歯並びの悩みを解消できる
・歯の白さ・大きさ・形も同時に改善できる
セラミック矯正+歯肉形成のデメリット
メリットの多いセラミック矯正ですが、以下の点に注意が必要です。
・神経の処置が必要になることが多い
・歯を削る処置が必須となる
ただし、セラミック矯正完了後に定期健診に通っていただくことで、理想的な口もとを長くキープしていただけます。