歩行者が車にひかれそうになった時、どのように対応すればいい?

タグ: , 2018/7/26

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車の下敷きにならないことが重要


 福岡県福岡市の天神地区周辺で25日昼に緊迫のカーチェイス騒動が起きた。信号待ちの盗難車両が、職務質問をしようとした警察官を振り切って逃走。時速約40キロで片側一車線の「天神西通り」に入ると、前方の車に次々と接触した。騒ぎに気づいて道をふさいだ5台目のタクシーに追突して停止。歩行者にケガはなかったが、沢山の通行人が行き交う九州一の繁華街で一歩間違えれば大惨事になる恐れがあった。

 車が歩行者をはね飛ばす交通事故が後を絶たない。10年前の08年6月8日に起きた秋葉原通り魔事件では2トントラックが次々と通行人をはね飛ばし、7人が死亡、10人が重軽傷を負った。車は便利である一方、使い方を間違えると凶器にもなる。可能性は限りなく低いかもしれないが、歩行者がひき逃げ事故に巻き込まれる危険性はゼロとは言えない。車にひかれそうになった時、どのように対応すればよいだろうか。

 長崎県諫早市に拠点を置く九州初の総合専門スタント会社「アッシュネクストプロモーション」で代表取締役を務める佐藤憲さん(49)はスタント歴28年。交通安全イベントではスタントマンとして実際に交通事故を再現するなど安全意識向上へ啓蒙活動を行っている。

 佐藤さんは「まず逃げることを第一に考えてください。危うきに近寄らずで車の事故が起きていたら近づかないことです」と強調した上で、「自動車が飛び出した時はドライバーの視線、前輪の向きを確認してその逆に逃げる。車の下に巻き込まれると命を失う危険性が高くなります。ボンネットのある車の場合はその上に乗ってしまう。もしその後に振り落とされても頭さえかばえば、着地に失敗しても命は助かる」と解説してくれた。

 ただ車にひかれる事故は想定外の出来事で、歩行者も心の準備ができていない。高齢者や女性はとっさの事態でボンネットの上に乗る動作は難易度が高い。さらに、ボンネットがないトラックなどにはどう対応すればいいだろうか。

 「確かにボンネットに飛び乗るのはなかなかできないことですし、そもそもボンネットがない車もある。不測の事態に体が固まってしまうのが普通です。その時は車に対して側面で立って両手を前に出すことをお勧めします。正面より側面の姿勢が良いのは事故で内臓破裂のリスクが低くなり、車とぶつかる際の表面積を少なくして衝撃を和らげるためです。当たった瞬間、少しかがんだ姿勢で手がボンネットに当たると衝撃で腰が浮きます。手を軸にして空中に浮き上がる感覚ですね。あとは先ほど言ったように飛ばされた後は頭をかばうこと。命を守るためには車の下敷きにならないことが何より大事です」と語った。

 最近は歩きスマホで視野が狭くなり、交通事故に巻き込まれるトラブルも増えている。事故を未然に防ぐためには歩行者の安全に対する意識が最も重要な要素になるだろう。

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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