「スタイル美人=健康」とはかぎらない!?医師が教える健康的な身体づくりのポイントとは
[記事提供:KRD Nihombashi (KRD日本橋)(https://www.krd-nihombashi.com/)]
スタイルがいい人ほど要注意!
みなさん、体重ばかり気にしていませんか?特別何か運動や食事制限をしているわけではないけれど、朝食を抜いたり、夜ご飯を食べない代わりにお菓子で済ませたりと、体重が増えないように気を配っているそこのあなた!一見スタイルがよくても、実は不健康かもしれません。ほっそりとスタイルはいいけれど、実は血糖値が高く、糖尿病予備軍と診断される人が増えているのです。
痩せているのに「不健康」とはどういうことなのでしょうか。
意識して筋トレや運動をしないかぎり、見た目や体重はあまり変わらないのに、年齢とともに筋肉が減少し脂肪が増えていってしまいます。筋肉の「量」と「質」が悪いと、食事で摂取した糖分を筋肉に取りこんでエネルギーに変えることができず、血液中に残った糖分によって血糖値が急激に上昇し、余分な糖分は脂肪として体に蓄積されてしまいます。
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食事代わりにお菓子をとることの危険性
1食分のカロリーが同じなら、食べるものがお菓子でも問題ないと思う人もいるかもしれません。しかし、お菓子の主な成分は糖と脂質であり、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの健康な身体づくりに欠かせない栄養素が摂取できなくなります。
加えて、お菓子やスイーツなどの血糖値を急激に上げてしまう食事を続けると、血糖値を調整する作用があるホルモン「インスリン」の分泌が過剰となります。インスリンには、血糖値を下げるだけでなく、余分な糖分を脂肪として蓄える作用があります。つまり、血糖値を上げる食事を続けると、体脂肪量が増えてしまいます。最終的には、インスリンを分泌する膵臓の機能が低下して血糖値を下げることができなくなり、糖尿病を発症します。
また、糖質を取りすぎることで体内では、体内の余分な糖とタンパク質が結びついて変性する「糖化」という現象が起こります。糖化が起こると、「AGEs」(終末糖化産物)という老化物質が発生し、肌や髪の毛はじめ全身組織の老化を進めることになるだけでなく、糖尿病のリスクも高まります。