歯科医院で使用している新型コロナウイルス対策用除菌剤「次亜塩素酸水」
●次亜塩素酸ナトリウムのデメリット
1:人体への危険性
市場から枯渇しているアルコール消毒液の代わりとして次亜塩素酸ナトリウム(カビ取り・漂白洗剤)を希釈して代用する方法が紹介されていますが、次亜塩素酸ナトリウムは肌を溶かすアルカリ性なので人体には優しくありません。また使用する場合にゴム手袋の着用を求められるなど、小さいお子様のいる家庭やペットのいる家庭での使用は推奨できません。
2:空間除菌ができない
アルコール消毒液と同じく、加湿器などを利用して空間に噴霧できません。次亜塩素酸ナトリウムは毒性が強く、吸い込んでしまったり、目に入ってしまった場合には呼吸器や粘膜へ損傷を与えてしまいます。
次亜塩素酸水のメリット・デメリット
アルコール消毒液や次亜塩素酸ナトリウムには上記のようなデメリットがありますが、次亜塩素酸水はこれらと比較した場合にどういったメリット・デメリットがあるのでしょうか?
●次亜塩素酸水のメリット
1:人体への安全性
高純度食塩と精製水を原料としている次亜塩素酸水は手指の消毒やうがいにも利用することができます。また、有機物に反応しすぐに水に戻るので消毒に利用したあとに残留する心配もありません。お年寄りから赤ちゃんまで安心してお使い頂けます。
2:空間除菌にも利用できる
次亜塩素酸水は専用の噴霧器や加熱式を除いた加湿器を利用することで、空間除菌に利用することができます。お子様やペットのいる家庭でも安心して使用できるので、新型コロナウイルスの接触感染や飛沫感染を防ぐことに効果が期待されています。
※従来のコロナウイルス、インフルエンザウイルス、ノロウイルスには効果実証済みです
3:除菌範囲が広い
次亜塩素酸水の安全性と殺菌力の高さは厚生労働省も認めており、次亜塩素酸ナトリウムの約80倍もの殺菌力を持ちます。 また、アルコール消毒に対してノロウィルスなどの一部のウイルスは抵抗性があるので効果を発揮しづらいですが、次亜塩素酸水は除菌範囲が広く、速効性があるので新型コロナウイルスの予防策として十分活用することが期待できます。