仕事関係の人からSNSの友達申請が来た! 断りたいが、どうする?【デキる大人のビジネスマナー】
社会人には、仕事そのもの以前に覚えることがたくさんある。名刺交換の方法に電話の取り方、会議室での座り方……うっかりすると、しぐさひとつでチャンスを逃しかねない。
この記事では、そんな大人のためのビジネスマナーを紹介する。さて、今回の問題は……?
問題:仕事関係の人からSNSの友達申請が来た! 断りたいが、どうする?
A:そっと放置する
B:はっきり断る
さて、正解は……?
正解:B(はっきり断る)
あえて未読のままにするなど放置した場合、相手からは「無視した」と受け取られることがある。また、仕事で会いつづける場合、面と向かって「友達申請しました」と言われれば、逃げ切ることは難しい。
申請を受け入れたくないときには、「このアカウントはプライベート用なので」などと言って断りを入れ、きちんと対応を終わらせることが重要だ。こうすれば一応の結論はつくので、状況がみえないことによる相手からの悪感情は起きにくい。
もし断るだけでは今後の関係が心配であるならば、新たにビジネス用アカウントをつくるのもよい。プライベート用アカウントへの繋がりを断る際、「仕事でご一緒した方にはこのアカウントでお願いしています」と案内すれば、相手を受け入れつつプライベートには踏み込ませずに済むため、良好な関係を保ちやすいだろう。
SNSは、うまく使えば有効な情報発信の場や、取引先との関係をゆるやかに保ち続けるツールにもなりうる。快適に使うには、自分ができる範囲の環境づくりも大切だ。
参考文献:
浅井真紀子監修『これ1冊でOK! 社会人のための基本のビジネスマナー』(ナツメ社 2019年2月)
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<この記事を書いた人>近藤仁美(こんどう・ひとみ)
クイズ作家。国際クイズ連盟日本支部長。
日本テレビ系『高校生クイズ』『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』など、各種媒体に問題を提供する。
クイズの世界大会「World Quizzing Championships」では、日本人初・唯一の問題作成者を務める。