仕事の飲み会の料金は、いつ集める?【デキる大人のビジネスマナー】
社会人には、仕事そのもの以前に覚えることがたくさんある。名刺交換の方法に電話の取り方、会議室での座り方……うっかりすると、しぐさひとつでチャンスを逃しかねない。
この記事では、そんな大人のためのビジネスマナーを紹介する。さて、今回の問題は……?
問題:仕事の飲み会で幹事を務めることになった。飲食内容は、飲み放題つきのコース料金。さて、参加者から料金を集めるタイミングは?
A:飲みの最初
B:飲みの最後
さて、正解は……?
正解:A(飲みの最初)
飲み放題つきのコースなど、ひとりにかかる金額があらかじめわかっているときには、料金は飲みの最初、受付時などに集めてしまう方がよい。こうすれば、場が温まって盛り上がっているときにお金の徴収をせずに済み、参加者の話が中断されにくい。
コース料理でないときなどは、かかった金額がわかってから徴収せざるを得ないが、その場でお金の計算をすることや酔った人から料金を集める手間を考えれば、(誰か極端に損をする人がいないのであれば)最初からパック料金のプランにすることで飲み会中の作業を最小限にできる。
ちなみに、お会計は飲み会の終了20分前くらいに済ませるとスマートだ。これは、支払いにかかる時間で人を待たせにくく、お店に領収書などを用意してもらうにも便利だからだ。
コロナ禍を経て飲み会が復調してきたいまだからこそ、デキる大人の飲み方を再確認しておきたいものである。
参考文献:
浅井真紀子監修『これ1冊でOK! 社会人のための基本のビジネスマナー』(ナツメ社 2019年2月)
【関連記事】「好事家」「粒選り」「仲違い」・・・大人が読めない意外な漢字とは
<この記事を書いた人>近藤仁美(こんどう・ひとみ)
クイズ作家。国際クイズ連盟日本支部長。
日本テレビ系『高校生クイズ』『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』など、各種媒体に問題を提供する。
クイズの世界大会「World Quizzing Championships」では、日本人初・唯一の問題作成者を務める。