梅雨→猛暑の変化で身体に痛みが出る人、出ない人と対策 ~人間の身体はポテチ袋と同じ?~
天気の変化といっても色々あります。
晴れ、雨の変化。
湿度の変化。
気温の変化。
全て微妙な変化ではありますが、身体は環境の変化を感じています。変化を感じることで痛みが出ることがあります。
ポテトチップスの袋が膨らんでいるのは…
天候の微妙な変化でわかりやすいのは、例えば晴れ、雨の天気の変化です。晴れるときは高気圧、雨が降るときは低気圧がやってきます。
気圧の変化は、土地の高い所と低い所を移動するのと似ています。車で山に出かけたり、登山したりで経験がある人も多いかと思います。
高いところのコンビニで売っているポテトチップスの袋が膨らんでいるのを見た事ありますか?外の気圧が低くなると、ポテトチップスの袋の中の空気が膨張するから袋が膨らむ現象が起きます。
人間の身体も、1枚の皮膚という袋に包まれています。
日ごろから天候の変化で身体に異変を感じる人は…
神経が気圧などの微妙な変化を感じ、身体の中の状態を一定に保とうと変化を起こします。でも、普通の人は山に登って高い所に来たから、気圧が変わったからといって痛みが出たりしませんよね。
では、痛みを感じる人ってどんな人でしょう?
親戚や近所の高齢者で天気が変わるのがわかるといっている人いませんか?しかも、その方達は普段から関節が痛いと話していませんか?
あくまでも私の経験上ですが、天気の変化がわかる人は、元々身体のどこかが悪かったりします。身体の悪い状態の人は、どこかしらに動きの硬いところがあります。
身体が硬いということは、前屈ができないなど、目に見える動きの柔軟性だけではなく、身体の中の内臓や神経などの動きを妨げたりしてしまいます。身体の中には自律神経など神経が身体中に走っています。
痛みのある人は、身体が硬いことで神経の働きが悪くなっているのかもしれません。気圧などの微妙な変化を感じた時に神経がうまく働かないことで、痛みに繋がっている様です。
天候の変化で痛みが出ない人がやっている事とは
逆に痛みの出ない人はどんな人でしょう?
痛みの出ない健康な人は、いろいろな気候の変化で痛みを感じない余裕があります。柔軟性があり神経がしっかり働く身体の余裕があるのです。
運動することで柔軟性は保てます。意識して運動して柔軟性がある人もいれば、日常生活で十分な運動が組み込まれている人もいるかもしれません。
どちらにしても、体を動かしています。
加齢とともに運動量が少なくなってきている人が硬くなっていて、若い人はまだ硬くなっていないだけかもしれません。天気で膝が痛い。って言われている人で若い人見たことないです。
加齢でも硬くなるのかもしれましせん。若く保つ努力も必要かもしれません。
身体は毎日の疲れや生活の癖で硬くなります。
硬い身体は水分や血液の循環も悪くなり、痛みの話だけでなく、日々の疲れの取れ方も違います。こまめな身体のケアで身体の柔軟性を維持、改善して痛みの出ない身体を作っていきましょう。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文:米原毅]
米原 毅(よねはら・たけし)
1979年3月、神奈川県出身。大学卒業後、理学療法士の資格取得のため専門学校へ。
その後、都内、神奈川県内の病院にて、主に整形外科にてリハビリテーション科に勤務。
都内、神奈川県内を中心に出張整体のサービスも行っている。
http://positiveoffice.jp/